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人生の本質は趣味。自転車・音楽などの当ブログ管理人崖島の趣味についてつらつらと書きます。自転車...ロードバイク/MTB、音楽...機材購入からCD化・配信まで全工程(DTM/作詞/作曲/編曲/録音/ミックス/プリマスタリング)

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Racing Zero Nite購入とそのブレーキシューに関する調査 (後編)


IMG_9438.jpg 
ブレーキシューゴム材調査

既知の内容としては以上であった。が、今回PEO処理リム専用ブレーキシューを使うことになり、消耗品として使うのでいくらくらいのものか調べると

  (うわ、高ぇ)

となった。

このことから、そのブレーキシューの専用たる妥当性検証と、他対象リム用ブレーキシューとの代替可能性を調査するため、下調べをした。
が、ざっとググっても詳細な材料に係る情報が出てこない。こういうのは企業秘密なのか?
馴染みの自転車店に聞いても、製品説明会ではそういう話は出てこないということだ。

なのでどうするか?もう少し俺が情強であればググり方を変えて調べ直すとかあるんだろうけど、残念ながらそうではないので、方法を変える。

ネットや人に聞いてわからないなら、自分で材料調べればいいじゃん。

てなわけでブレーキシューのゴム材を調査することにした。



調査対象サンプル

手持ちのシューで以下のものを調査。

 ・シマノR55C3
 ・シマノR55C3 forCarbon
 ・SwissStopYellowKing
 ・BR-PEO500X


調査内容

 ・色
 ・硬さ
 ・比重
 ・赤外吸収




結果まとめ

IMG_9128.jpg 




各論
1.色相

 方法:目視確認
目視検査 

 結果:
シマノ製ブレーキシューはアルミリム用は黒、カーボンリム用は暗い青色である。アルミリム用は後述するが、ゴム材に物性上配合が必要となったと思われるカーボンブラックの色と思われる。一方で若干の色調があるカーボンリム用が黒ではないのは、カーボンブラックを主としていないことと、アルミリム用との識別のためであると考えている。

一方で、Yellow Kingはゴム自体が比較的鮮やかな色である。このように明るい色の製品にするためには、配合剤の色が制限されたり、不良率が上がるためコストに跳ね返るものだが、そうまでして色に拘ったのは、サードパーティー性であるがゆえの視覚的な主張のためだろうか?個人的にはこれを使用することでブレーキダストでリムが黄ばむというデメリットの方が大きい。シマノのカーボンリム用が暗色なのはこれを嫌った設計なのかもしれない。
あとよくは調べていないが、Mavic純正エグザリット用シュー、FFWD用純正シューも同様な黄色である。短絡的であるがほぼ色相は同じであり同配合の可能性が高い。どこがOEM元なんだろうか。

また視覚的な面以外でも、黒いものには遮光性という機能がある。黒いものは光が内部に届きにくいため、紫外線劣化を淡色なものより抑えることができる。もっともこのYellowKingの場合、ポリマーそのものが耐候性が高いと予想されるので紫外線やオゾン劣化より先に摩耗してしまうため対策の必要がないのだろう。

PEO500Xの青色は背面表面のみの着色であり、これはブレーキシューの識別のためと思われる。今回は調査に供していないがCampagnoloのカーボンリム用シューは同様に赤色着色であることからもわかる。


2. 硬さ

 方法:ゴム硬度計
IMG_9087.jpg 


 結果:
硬さ評価はブレーキシューの耐摩耗性を比較するために行った。ゴムの耐摩耗性は、摩耗試験や抗張積により評価できるが、限られているサンプル形状での抗張積の評価、摩耗試験は難しい。従って、耐摩耗性や抗張積と相関のある「硬さ」を確認することで評価を実施。

今回はA型ゴム硬度計を使用。測定結果のレンジからするとA型では高すぎたため、本来ならばD型高度計を使用すべきところだったが、測定施設になかった。まぁシュー同士の差がわかったのでよしとする。

なおここで言うゴムの硬さはデュロメータ硬さを指すが、ブレーキシューのリム攻撃性に関しては、ゴムの素材全体としての硬さと、配合される材料単体(ここでは主として充填材)の硬さの両方が関係する。リム攻撃性を論じる際、配合剤の硬さの評価に関しては、本来この場合相対的な傷つきやすさの指標としやすいモース硬度での比較が平易かつ適当と思われる。

R55C3はA95ptsとサンプルの中では一番硬かった。アルミリム用なので耐摩耗性とリム攻撃性のバランスによりこの硬さとなったと予想。
同カーボン用はA90ptsとこれより若干柔らかい。カーボンリムへの攻撃性を下げる目的と考える。
Yellow KingはA85ptsだ。シマノ用よりさらに攻撃性を下げる目的と考えている。同時にブレーキシューの摩耗もシマノより早いと思われるが実際に試したことはない。
PEO500XもA85ptsだ。PEOリム専用と銘打ってある理由を考えると、これもおそらく耐摩耗性とリム攻撃性のバランスを取っていると思われる。先に述べたように、PEO処理皮膜により耐摩耗性が高くなっているとはいえ、その膜厚は大きくても数10μ程度のものである。研磨剤として働く砂埃などの外的な要因から、皮膜が摩耗してなくなり地のアルミが露出してしまう。これを極力遅らせるために、ブレーキシューを柔らかくすることで上記砂埃などをブレーキシューが削れたダストとともに外へ排出し、できるだけ摩擦面に摩耗要因となる粉を残さないようにしているのだと考えられる。このためにブレーキシューある程度の柔らかさを持たせているのだろうことが考えられるが、高額なブレーキシューを使用しなければならない上にそのブレーキシューの摩耗も早いとなると、なんともお財布に優しくない話である。



3. 比重

方法:アルキメデス法
675px-Domenico-Fetti_Archimedes_1620.jpg 
アルキメデスさん (ドメニコ・フェティ 1620年画、Wikimedia Commonsより)

ここで比重を計った理由は、ゴム材のポリマー系や充填材系にアタリをつけるためである。

例えばFKMなどのポリマーの比重は1.8程度、SBRやNBRは1~1.2、EPDMは0.9~1という比重でを持っている。ゴム材はポリマーだけでは組成されず、充填材その他多種多様な配合剤を混合したものであるため、比重だけで一概には特定できないが、後述の赤外吸収特性による定性分析で迷った時のヒントとなる。

今回の比重測定においては、その数値からカーボンリム用ブレーキシュー2種類のR55C3forCarbonとYellowKingはフッ素系ポリマー(FKM,FFKMなど)であり、アルミリム用はそれ以外ということがわかった。
カーボンリム用はやはり上述したとおり使用温度範囲が高くなってしまうことから、合成ゴムの中でも耐熱性・耐薬品性に優れ、耐摩耗性が劣らないFKMを採用しているとみていいだろう。
PEO500Xはそれほど比重が高くないことからフッ素系ではなさそうである。PEO処理リムは素材としてはアルミであり放熱性は通常のアルミリムに近いと見做してよいことから、これも納得できる。となるとこのブレーキシューが高額なのは流通量が少ないからというのが主因だろう。もしくは…プリンタとインクのように本体が薄利でブレーキシューで利益を確保するスタイルか(たぶん違う)。



4. 赤外吸収

方法:FT-IR(ATR法)
SpectrumBX.jpg 
FTIR装置 ATR付き。 Wikimedia Commonsより


実を言うとIRチャートによる分析は自分は苦手だ。しかしある程度ヒントが与えられていれば、ゴムに配合されている薬品がすべて見えてくるわけではないが、用途からの予想などで確認検証がある程度可能だ。


R55C3
SH-2.png 
ポリマーはジエン系の吸収が見られ、ニトリル由来の2240cm-1付近の吸収ピークが見られないこと、及び耐熱性、耐摩耗性、コスト面からBRかSBRと思われる。これらの材料はタイヤのトレッド用材料としてもよく使われるものであり、耐摩耗性の観点から納得できる結果である。
また、シリカ・クレー由来の1100cm-1のピークがあまり見られないことと、ゴム色相が黒色であることより主な充填材はカーボンブラックと予想。カーボンブラックを大量に配合することにより高硬度、高強度なゴムとしていると考えられる。しかし1080cm-1のピークが弱いながらも無いわけではないので、少量ながらもシリカ又はクレーも配合されている可能性は否めない。
充填材系が純粋なカーボンブラック系であればブレーキシューの耐摩耗性は充填材の硬さでなくカーボンブラックによる補強で担保されているため、ブレーキシューのリムへの攻撃性はあまり高くないと考える。つまり、もしそうであれば、PEO処理リムへこのブレーキシューを使用した場合、ブレーキシューの摩耗の早さは不明だが、皮膜を削り倒してしまうほどの攻撃性はないため、PEO処理リムへ代替品として使用できる可能性を示唆している。しかしながら肝心の制動力およびウェット時のコントローラビリティに関しては全く不明であるため、大丈夫かどうかは実際の使用で検証する他ない。
また、上記の通りシリカ・クレー系の充填材の含有有無をTG/DTAなどで分析追調査したいところである。
ということで、誰か試してみて下さい。できれば長期的に。ただし安全性の保証はいたしません。


R55C3 for Carbon
SH-C.png 
比重が1.8程度であること2910cm-1付近のC-H由来のピークが無いこと、耐熱性が必要なことからポリマー系はFKMで確定だろう。また、1100付近のピークがクレー系フィラーと酷似していたため、クレー配合であることが予想できる。クレーは配合剤単体そのものが硬いということは攻撃性もそれなりにあるということである。これをカバーするために硬さをアルミリム用より低くして攻撃性を抑えていると考える。

Yellow King
YK.png 
これも2910cm-1付近のC-H由来のピークがごく小さいことと比重の高さによりFKMは確定だろう。C-H由来のピークが無いわけではないのはおそらく硬さを下げるために添加したパラフィン系オイルかワックス由来と予想される。また、色相からカーボンは全く含まれておらず、赤外吸収はシリカに酷似した1180付近のピークが見られるのでシリカ配合と考えられる。シリカもクレーと同様「硬い」フィラーであるため、多量に配合すると耐摩耗性が向上する一方攻撃性も上がる。従ってこれも硬さを下げ攻撃性を下げているものと考える。

PEO500X
PEO.png 
2910cm-1付近のC-H由来のピークより、1080cm-1付近のややブロードな吸収がかなり目立つことからシリカを大量に配合していると考えられる。また、2240cm-1の吸収が見えることからNBRであることが推測できる。NBRだとR55C3に使われているBR,SBRより若干耐熱性が高いことが予測される。このことと、充填材系とも合わせて耐摩耗性・リム攻撃性のバランスからPEO500XをPEO処理リム専用たらしめているのかもしれない。しかしながらR55C3と同for Carbonのような、圧倒的な耐熱性の差があるわけではないため、PEOリムにはこれじゃないとまずいと言い切れるレベルではない気がする。


まとめ
とまぁこんなところで材料分析して満足してしまった感はあるけど、基本的には純正使うのがいいよというのが俺のスタンス。一応そういう風にメーカーも設計してるわけだし。
ただ、運用コストを抑えたい人は、他用を流用するのにこの情報をヒントに使ってもらっても構わない。ただし当然自己責任でお願いします。





オチ
これを書き上げる前に、俺のRZNは手元を離れ、代わりにCosmic Carbon Elite 40Cに変わってしまったとさ。
なお上記コスカボはリムにアルミインサートがされたカーボンクリンチャー。ブレーキシューはMavic純正カーボンリム用。たぶんYellowKingと同じ。




参考文献
摩擦の摩耗のはなし日本ゴム協会誌 第72巻4号 p44 広中清一郎(1999)
プラズマ陽極酸化処理技術と被膜特性 JTEKT Engineering Journal No.1006 p.39 (2009)

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Racing Zero Nite購入とそのブレーキシューに関する調査 (前編)

先日友人からFulcrum Racing Zero Nite(以下RZN)を購入した。

Racing Zero Nite購入経緯

IMG_9058.jpg 



購入動機

現時点持っているホイールは、カーボンチューブラーのF6R404、アルミクリンチャーのRsysKsyriumSLRacing7HeavyWeight(仮)。

この中でクリンチャーホイールでリムが黒くてかっこいいホイールはなく、チューブラーのみである。遠出などでその場で修理できるクリンチャーホイール、かつ見た目がかっこいいのがほしい!というのが購入動機だ。

リムが黒いクリンチャーホイールといえばPEO処理系アルミリムのホイールか、カーボンクリンチャーである。上記のHeavyWeight(仮)がカーボンクリンチャーといえばそうなんだが、なにせ名前の通りタイヤ/スプロケ込で3kgある上に、近頃振れが酷くて高速安定性が著しく悪い。さらにリムはアルミである。


IMG_9410.jpg
 
Heavy Weightさん(後輪) 前輪はRsys。


そこへ先日、友人のIさんがRZNPAXのPEO処理リムスルーアクスルホイール、どちらかを売りに出すという情報を耳にした。これらは前述の黒いリムというルックスを満たすものであると同時に新品価格から大きく下がった値段を提示されていたことから、どちらかを買おうと購入検討を開始。




PEO処理について

検討の前にまずはPEO処理リムについて説明する。

PEO表面処理は、アルミ合金などの表面にポーラスなアルミナやシリカの皮膜を形成するもので、表面硬度や耐摩耗性の向上などのために行われるものである。さらに自転車用リムに処理を施す目的はこれらに加え、色調の変化、摩擦力の安定化も加わる。

摩擦力の安定化は、その表面粗さにより水濡れしてもリムとブレーキシューの間に水の潤滑膜が形成されにくくなることによる。また、この高い表面粗さのリム面により基準となるドライ状態のブレーキの効きも勿論向上している。

色調の変化に関しては自転車としての性能上に違いはないが、かっこよくなる(筆者比)。リムが黒色となることでリムハイトが高く見えて非常によい。


ところでこのPEO処理皮膜は、通常のアルミリムの表面よりも硬質で耐摩耗性が高いが、全く摩耗しないわけではない。この被膜は数μm~数十μmという膜厚から、使用しているうちに摩耗してなくなってしまい地のアルミが露出してくることが予想される。
しかし、このPEO処理皮膜がなくなったところで、ホイールが使えなくなってしまうわけではなく、ここからは通常のアルミリムとほぼ同等のものとして使えるので、一粒で二度美味しい、とも言える。
が、個人的にはこのPEO処理リムは見た目8割なので、この被膜がなくなってしまうと、その価値は8割減である。



購入検討

さて、上記2種類のPEO処理リムホイール、RZNとPAXキクザリットについて検討に要する項目を挙げ勝ち負けを判定してみる。

・価格: PAX(-10000円)

・リム: ほぼ同等(双方PEO処理)

・ルックス: RZN(ロゴがかっこいい)

・剛性: 縦横ともにおそらくRZNが高い

・アフターサービス: PAX

・変態度: PAX(スルーアクスル)

ということで、ロゴや模様がかっこいい方のRZNを買うことに決定。ロードバイク用ホイールとしては珍しいスルーアクスルハブを持つPAXキクザリットも実のところかなり興味があったが、今回は見送りとした。




ブレーキシューの違い

さて、今回自分がPEOリムのRZNを購入したわけだけど、このホイール、特殊な表面処理を施したリムなだけにメーカーのFulcrum(Campagnolo)は専用ブレーキシューの使用を指定している。

ここで、なぜブレーキシューはリム材質・表面処理によって推奨ブレーキシューが異なっているのかということについて解説する。


ブレーキシューの一般的な差は下の4点である。

 価格  形状
 色   材質

この中で推奨用途に最も影響があるのが材質である。シマノのアルミリム用ブレーキシューR55C3を基準とするとそれ以外は1.5~3倍前後の価格となっていることが多い。なので、アルミリム用をアルミリム以外にも共用できたらいいのに、という人も多いと思う。よくわかる。

しかし、当たり前のことながら、違う種類のシューがあるのはそれなりの理由がある。



アルミリム用シュー→カーボンリムがダメな理由

アルミリム用はカーボンリムに使用してはならないであろうその理由は大きく分けて2つ。

1.アルミリム用シューは耐熱性が低い
 →ブレーキシューの異常摩耗及び破壊が起こり制動力が著しく落ちる、または急激に変動し危険。

制動とは摩擦により運動エネルギーを熱エネルギーなどに変換することである。なので、ブレーキシューとリムの摩擦で制動減速する際にはそこで熱が発生することを意味する。勿論アルミリムもカーボンリムももちろん同じ仕組みで減速するので、同じ減速度を生じている限りは、その瞬間はカーボンだろうがアルミだろうがほぼ同等の熱エネルギーを放出している。しかしここで問題になるのがリムの放熱性である。

リムとシューの間で発生した熱エネルギーはリム/シュー/周りの空気や部材の温度上昇に使われる。リムが温度上昇すると、リムから周りの空気へ熱が伝わり直ちに冷却される。この冷却の速さ(温度拡散率)がアルミとカーボンでは大きく異なり、カーボンの方が遥かに遅いのである(温度拡散率だと2桁くらいは違いそう)。これはすなわちブレーキングで発生した熱を放出できず、リム温度が上昇しやすいことを示している。

本来アルミリム用途に設計されたブレーキシューは、アルミリムでブレーキングした時に想定される使用温度範囲で設計されているが、これをカーボンリムに流用した場合、使用温度範囲を高く逸脱してしまうことになる。結果、ブレーキシューの異常摩耗または破断リムへの摩耗粉の凝着などが起こりやすくなる。リムへの摩耗粉の凝着は、ブレーキング中にリムの摩擦係数の大幅な変動が起こり、自転車の挙動が不安定となることで落車の原因となる可能性がある。

因みに、カーボンリム用シューではあるが、富士ヒルのレース後の集団での下り(24km、1200mダウン)、当ライダーのKさん曰くかなり慎重に下ったとのことであったが、カーボンクリンチャーでのリム内の温度をサーモラベルで測定した結果、フロントで75℃まで上昇した例を過去確認している。リム内部でこの温度ということは、リム表面はこれよりさらに高温になってることが予想される。


2.アルミリム用シューは耐摩耗性が高い
→カーボンリムへの攻撃性が高くリムの摩耗が早くなる。

一見、シューの耐摩耗性が高いことは、メリットしかないようにみえるが、実際は「シューが摩耗しにくい」ということは「リムを摩耗させやすい」一因になっている。一概には言えないが、耐摩耗性が高い材料は自分が摩耗しにくい代わりに相手材を摩耗させてしまうことがままあるのだ。シューをケチってリムを削る。リムが安いものであればケチってもいいかもしれないが、そうでない場合がほとんどであるため本末転倒である。



以上の2点、安全性の面でもコストの面でもメリットがないことがわかる。絶対禁止ではなく数回限りの信号ストップ程度のブレーキングであれば上記デメリットも顕在化しないと思われるが、互換使用は自己責任で。

カーボンリム用シュー→アルミリムがダメな理由

カーボンリム用シューをアルミリムに使用する場合に生じるデメリットは以下の2点である。

1.カーボンリム用シューは単価が高額
→コスト面で不利。

価格はシマノだとおよそ1.5倍。理由は生産量と原材料費にある。
生産量の詳細は不明だが、スポーツバイク以外を含めると現在流通している自転車のリムがほとんど金属製であるため自明だろう。ただしママチャリ用シューはスポーツバイク用アルミリム用シューよりさらに低コストな材料を使用している可能性はあるが、ここでは考えないこととした。
いやいや、周りの知り合いはみんなカーボンリムだし!っていう方は、自分が自転車沼に両足を突っ込んでいるという自覚が必要です。
原材料費については、今のところ個人的な推定の域を出ないが、ゴムの主要原料であるポリマーだけの比較だとおそらく20倍程度の価格差となる。また、おそらくそのポリマーの違いからカーボン用シューは架橋工程に要する時間も長くなるためこれもコストアップの要因となることが予想される。詳細は後述する。



2.カーボンリム用シューは柔らかい
→摩耗が早く交換周期が短くなる。

アルミリム用シューはアルミリム用に最適化されたゴムコンパウンドを使用しているため、前述の通りアルミリム用シューをカーボンリムに使用するとリムの摩耗が設計より早く摩耗してしまうことになる。このことから、カーボンリム用シューはリムへの攻撃性を抑えるために開発されたアルミリム用より柔らかい配合のゴムを使っていると考えられる。このことから、逆にカーボンリム用シューをアルミリムへ使用すると、リムへの攻撃性は少ないからリムの消耗は少ないが、ブレーキシュー自体の消耗が激しくなる。これは1の価格差も相まって、ブレーキ消耗品コストは高くなる。



以上の2点に加え、さらにアルミリムに使ったブレーキシューをカーボンリムにも使うとさらにデメリットが生じる。

ブレーキングで摩耗したアルミ粉粒がブレーキシューにめり込み、これがリムの摩耗を促進してしまうのだ。
因みにこのリムの摩耗促進はブレーキシューに砂埃や小石を噛み込んだまま使っている状態でも同様に起こるため、これはブレーキシューの何向けにかかわらずチェックが必要と考える。特にウエットコンディションで走った後には要確認だ。
なおこれらの問題は短期的な安全性にはあまり関係ないので、シューが減ったら高くても替えればいいし、リムがすり減ったらホイール買い換えればいいじゃんっていう金が有り余っている方はカーボンリム用ブレーキシューを汎用的に使ってもいいかもしれない。



につづく

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2017 JBCFきらら浜クリテ

2017 JBCFきらら浜クリテ レースレポート
IMG_9266.jpg 
帰宅後の最高の瞬間 Photo by 俺

場所

山口県きらら浜特設コース(2.3km) E3…7周



目標

入賞 及び 周回賞獲得



結果

未達(周回賞獲得1回、最終順位入賞圏外)




反省点と対策

・落車巻き込まれ。これを回避するため可能な限り集団前方で展開する。
・終盤でのポジションを高める。
・地脚(FTP)の向上




レース概要

今シーズンの初戦舞洲クリテに引き続き第2戦の山口県の海沿いにある施設の駐車場を区切って行われるレース。コースレイアウトは下記。

きらら浜コース 

参照元:
http://www.jbcf.or.jp/images/2017/04/kirara_infomation2_0424.pdf




事前対策

いつも通り高強度インターバル練(20s-ON、10s-rest)に、地脚向上目的でL3単独平坦1hを追加。メニューと言うほどのものでもなく思いつきである。ここも計画的に行ったほうがいいとは思うんだけど、メンタル含む体調に左右されるのでなかなかそのようにはいかない。

それに加え、練習仲間のG君を中心とした数人で毎週火曜夜に某周回コースでの練習をした。西区間南区間は数人のパックで最後尾が先頭まで上がり10秒程度牽くという逆回りのローテーションインターバル、東区間はアタックあり逃げありで区間終わりまで各々全力で先着を目指す、北区間はレスト、という実戦的なメニューだ。逆回りのローテーションの区間はVO2Maxの時間が長く自分の弱点を克服するのに向いた練習だったと感じた。


機材

・フレーム:Bianchi Sempre
・ギア:F…Ridea PowerRing53T-Osymetric42T、R…CS5700 12-25T(10s)
・タイヤ/ホイール:F…Competition23C/F6R-TU、R…Sprinter23C/F6R-TU


しかしまぁ代わり映えのない機材。これブログに一々書かなくてもいいんじゃないかと思い出すくらいではある。そりゃ前回のチーム練で監督に「うちのチームにまだ105使ってる奴が居るとは思わなかった」とか言われるよね。でも落車がままあるレースに最高級コンポ投入しようとはあまり思わないんだよねぇ…デュラにして駆動効率が5%くらい上がるなら変えても良いかもしれんけど。
で、ホイール。平地でコーナーもあまりきつくないレイアウトとなれば、そりゃもちろんディープリムでしょ!少しくらいの横風なら大丈夫!と思ってF6Rを選択。結果オーライではあったと思うが、これが自レースの時間帯がもう少し遅かったら後悔しているところだったかも。正直きらら浜の横風なめてた。(後述)





当日

0250起床

JBCF登録レーサーの朝は早い。
前日に手土産として友人にもらったラーメンがとてもうまかったのだけど、どうやら刺激が強すぎた。胃が重たい。

IMG_9253.jpg 
なかなか売っていないらしい。よく見る辛ラーメンよりダシがしっかりしてて美味いのである。
Photo by 俺


起き抜けのコーヒーは後藤珈琲のサントスを中挽きで。あっさり苦味少なめ。

最近気付づいたが、保温タンブラーに入れたコーヒーは時間が経つと好ましくない酸味が出てくる一方で、普通のマグカップに入れたコーヒーは時間が経っても比較的そのような酸味が出にくいように感じる。
これはもしかして保温タンブラーの保温性能が裏目に出てるのかもしれない。淹れたときの液温が保持されるので時間が経っても温かいコーヒーが飲める反面、温度が高いまま長時間放置されることにより、通常の早さで冷めてしまうマグカップと比較して保持される温度が高く、酸化による風味の劣化が早いのではないか?コーヒーも淹れたものを持ち歩くなら弁当のようにある程度冷ましてから蓋をした方がいいのかも。

閑話休題、今日は朝が早いので家では飯を食わず、前日に購入しておいたパンを食べながら移動することにした。


0330出発

今回岡山から同行するvoYageのH川君にうちに来てもらい、自分のバイクとH川君のバイクを積み込み家を出発、SauceDevelopmentのK田君をピックアップのために彼の家へ向かう。彼の家へ何度か訪ねたが毎回ハードモードな道を選択してしまい車幅を気にしながら走行する羽目になってしまっていたが、ようやくノーマルモードの道を覚えたのでだいぶ楽になった。

本日は3人3台のため余裕の積載を終えた後、出発。H川君は相当眠そうだ。なんでも昨晩は彼女と<CENSORED>て2時間くらいしか寝てないとか。

そして福山SAで一旦休憩、岡山からの別口きらら浜参加組のG君号と合流。再出発し西へ向かう。

0730きらら浜到着

比較的余裕を持って到着できた。ほぼ夜中に走ったようなものだから高速道路もほとんどトラックばかりで渋滞はなかった。

天候は晴れ。風は今のところ強くないが、日が高くなるにつれ風も出てくるだろう。

0820試走

監督会議を済ませコースの試走に出た。

前日の雨で水たまりが所々ある。後半の直角コーナーのクリップにも大きめの水たまりがありこれは本戦までには流石に乾きそうにない。これはどう避けたラインにするかが戦略のポイントになるかも。他、コーナーは水たまりは無いものの、前日にできた水たまりの跡に砂が浮いてしまっているためあまり突っ込むとスリップダウンしそうなので気をつけよう。

風向きは今のところ南東の風、ホームストレートで見ると左から吹き付けている。3-4m/sというところか。これも戦略性が出て来るところだ。可能な限り風下に位置取る走りに徹することにしよう。そのまま淡々と30分ほど完熟走行をする。

1000ライセンスコントロール

試走をしたあとしばしゆるりとし、いろんな自転車仲間と話をした。昨年の同大会に大阪から自走でE1に参加した某選手は今年は車で来たようだ。ちょっと期待したんだけど残念。

そして、ライセンスコントロールが終わりゼッケンとタグをもらった。ゼッケンは前回チームメイトMさんに勧められ購入していた両面テープでジャージに貼り付けた。これだと作業性がよくてかつバタつきもなく非常によい。

その後、検車へ。自分はヘルメットやブレーキをチェックされ難なく通過。
その直後、練習仲間の一人のTrailBlazerのK竹森君の検車の番で後ろから声が聞こえてきた。

コミセール「あーゼッケンこれ何で貼り付けてるの?両面テープ?ダメダメ!剥がれちゃうからこれ!安全ピンで留めてきて!」
???
俺も同じ方法でゼッケン留めて、何事もなくOKだったんだけど??JCFのレギュレーションにゼッケンの固定方法なんてなかったはずだけど?なにか納得がいかないが仕方ない。
俺はすんなり通過したのでそのままでいいとは思ったんだけど、レース開始直前とかにいちゃもん付けられたら面倒なので、ゼッケンは両面テープで留めたまま四隅に申し訳程度に安全ピンを付けた。これで文句は言われないだろう。


そしてここで新たな情報が。3周毎に設定されたという周回賞について、レース全7周のうち3,6周完了に設定されると思っていたが違った。1,4周完了とのこと。これは多少戦略が変わる。1周目完了時で周回賞がもらえるということはスタートダッシュの勢い(?)で3周目の周回賞より獲れる見込みが高い。ということで、入賞に加えて1周目の周回賞も狙うことにした。

1100本戦 E3-2

検車後並びつけたのは2列目。最初の1コーナークリアまでローリングスタートとはいえ並びの位置取りも大事だ。しかしあまり考えずに並んだため、2列目の風上側に来てしまった。これはコースインの時にさり気なく逆サイドの風下に変えたい。


E3の1組目がスタート。H川君を含む何人かが参戦しているので並びから応援。H川君は比較的前の方で展開、途中逃げをかけてみるものの決まらず。H川君含む知り合いは着には絡めなかったようだ。

さて今度は自分の番。コースインをコミセールより促されさり気なく風下へ…だがそううまくはいかず、3列目のちょうど中ほどに位置取ってしまった。

この位置で号砲が鳴りレーススタート。バイクの先導で走るが2列目中ほどだと流石に身動きが取りにくい。そのまま1コーナーをクリアし、リアルスタート。

1周目の周回賞を狙うため集団前方をキープするが、他の面々も周回賞狙いが居るのかなかなかペースが早い。

IMG_9274.jpg 
6コーナーを2番手で立ち上がる(Photo by ぷにぽんさん)

しかしながらすぐに飛び出すような選手はいないようなので5番手以内くらいで様子見。後半若干飛び出す選手が居たのですかさずチェック。そのまま最終コーナーへ突入。クリア後にスプリントを掛けた選手を捉え、スタートゴールまで100m程度のところで差し1位で通過、周回賞ゲット!パワー的にも900W少々と多少余裕を残して目標の一つを達成した。

IMG_9297.jpg 
とは言いながら結構消耗して下を向いてる周回賞スプリント直後(Photo by ko-he-さん)

特にこのまま逃げる意思はなかったので、息を整えながら後続を待ち、合流。
約1分程度か?2コーナー手前くらいまで200W弱位である程度の速度を維持しながらであったが案外すぐには追いついてこないものだなと思った。

しかし走っていて思ったんだが、同じクリテでも舞洲と違いコーナリング時の人口密度が低く、危険度はまだましな印象。コーナーであまりスピードが落ちないから、皆が競って一気にはコーナーに入らないからなのかもしれない。

その後は6周目あたりまでは時々飛び出していく選手も居たものの、複数名居て決定的になりそうにはないかなということで放置。周回賞2回めとなる4周目は集団後方に居たので完全スルー。このあたりまでは集団内中盤から後ろで切れない程度を維持。

IMG_9288.jpg 
口閉じてるのでこの時はまだ恐らく余裕があったように見える。(Photo by まっつーさん)

この間で、練習仲間のTRBのK竹森君が実は落車していたとのこと。全く気づかなかった…

6周目から7周目で松山聖陵の選手が飛び出す。が、ゴールまで持ちそうな感じではなかったので、こちらは位置を前方に上げながらも集団内で走行。最終周に突入していよいよペースを上げていく。
しかし少し遅かったか?10番手くらいから集団内での位置をあげようとしてもなかなか上がれず焦る。

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最終周、集団後方から風下から上がろうとするもペース速くきつそう(Photo by ko-he-さん)

そして5コーナーに突入したところで自分のすぐイン側を走行していた選手が地面にペダルヒットしもんどり打って落車!自分の左足にその選手か自転車がヒットしバランスを崩すも、どうにか体勢を立て直した。

自身の落車は免れたが、その時に決定的に先頭集団から離れてしまった…
以降ゴールラインまでは1km弱、15mほど離れてしまった。

最終コーナーを抜けて一人スプリント、ギリギリ集団から切れたゴールとなった。

そして後ほど周回賞の賞品を頂く。舞洲は現金1000円だったが今回はこれ。

IMG_9257.jpg 

Kapelmuurのバッグだ。おしゃれかつ軽量な肩掛けタイプのバッグで、サコッシュよりしっかりしていてなおかつ薄手なので折りたたんでジャージのバックポケットにも入るという一品。
同じものが岡山のスポーツバイク専門店チクリピオニエーレに格安で取り扱っていると思うので、欲しい方は是非! (17/5/24り切れました)



1130~ E2, F, E1レース観戦

自分のレースが終わってからは気楽なもんである。パンを食いながら練習仲間のレースを観戦。自分のレースが終わって以降は風向きが打って変わって北西の風、ホームストレートで周回方向向かって左向きの風に変わった。風の強さは強くなる一方。8m/sくらいはありそうだ。「これよ、これがきらら浜の風だよ」と誰かが言ってた。いやーしんどそうだなぁ(他人事)。E2, E1ともに結構序盤から逃げが出ていたが、メイン集団は協調の気配があまりない。ホームストレートはエシュロン状どころか一列棒状である。E2は灘崎クリテでロングな逃げ勝ちを見せてくれたKさんが再び逃げていたが、最後はつかまって入賞を逃していた。E1は中盤にできたティランのS選手含む5人くらいの逃げがメイン集団を圧倒的に引き離し、最終周でそこからさらにS選手が逃げ、独走勝利を飾っていた。ああいう勝ち方は本当に憧れる。(憧れるだけ)



1440帰路

ゴールデンウィークで上り方面のためUターンラッシュ渋滞の心配があったが、流石に最終日の夕方となればそれは杞憂だったようで、混雑はほぼなかった。しかし帰りともなれば疲れもあったので、2回ほど休憩。1回目は下松SA、2回目は福山SA。この2回の休憩、大阪から来たSauceDevelopmentやNextreamのメンバーとまるで示し合わせたかのように合流。疲れてきたな…と思う場所は同じなようだ。

IMG_9264.jpg 
ここで晩飯(?)。フルサイズの皿うどんを食ったがかなり量が多かった…



振返り
W' balの動きを見る限りでは+5前後のかなり限界まで振り絞っているが、昨年の奈良クリテやしゅうなんクリテ、先日の灘崎A決勝のように心肺の限界を切実に感じる程ではなかったので、ここ数ヶ月で自分自身の体力/スキルアップがあったのかもしれない。

しかしやはり終盤の位置取りに関して甘く考えすぎなところがあると思う。もう少し早めに位置を上げておかないと着に絡めないし、今回のように不要なトラブルに巻き込まれてしまう。


今後の方針

・レース経験を積む。
・コーナーのキツめのコースでの練習
・地脚(FTP)の向上


走行ログ

時間 23:46
距離 16.2km
周回数  7周
速度平均 41.0km/h
速度最大 52.6km/h
心拍数平均 187bpm
心拍数最大 199bpm
出力平均 237W
出力最大 923W
NP 254W
IF 1.112


名称未設定2 



次回予告
中山カートコースクリテ
JBCFは? 秋の舞洲までおあずけかな…




おわり



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修羅の群れ A決勝

2017 灘崎クリテ レースレポート

目標

B決勝優勝またはA決勝完走




結果

未達
(B準決勝一位、A決勝DNF)






レース概要

岡山県サイクルスポーツ協議会主催の、岡山県南区は灘崎レイクサイドパークのオーバルコースで行われるホビーレース。予選、準決勝、決勝でクラス分けがある。仕組みは過去記事参照。

非JBCFレースであること、かつローカルレースのため1/3くらいは顔見知りのため緊張感は舞洲クリテと比べるとかなり少なめ。




機材

・フレーム:Bianchi Sempre

・ギア:F…Ridea PowerRing53T-Osymetric42T、R…CS5700 12-23T(10s)

・タイヤ/ホイール:F…YksionProGripLink23C/F6R、R…Sprinter22C/F6R



落車した時(略)。F6Rのタイヤ(チューブラー)はカットがあったが、近場で車内のスペースにも余裕があったので雨天やパンク時のスペアとして先週舞洲で使ったRsysも持参しつつ、メインはF6Rで。やっぱこっちの方がかっこいいし!




事前対策

前週の舞洲クリテに引き続きのため省略。舞洲クリテから灘崎クリテまでは短時間高強度インターバル2回を含む通勤と70分程度のZwiftレース(WBR 4 Flat Lap)。その他のワークアウトは軽め。土曜日の調整走は某周回最終周だけまずまずの負荷。





当日

0600 起床

当日は近場のレースだし予選が10時頃からなのでそれほど早起きしなくてよい。天候がよければ自走で行っても良かったんだが、朝方はあいにくの雨。予報は未明に降って朝は降らないと言っていたと思うが、それは外れてしまったようだ。しかし今までの「自分の参戦レースはドライ路面」のジンクスから、準決勝以降は路面が乾くことを信じておくことにした。(と思ったがエンデューロで一度だけ途中30分ほど降られたことが判明。この時は雨神ことK君の力に及ばなかったようだ)

朝一のコーヒーは後藤珈琲のイタリアンロースト。比較的安価で深煎りの香ばしさを味わえる。日々、豆の味の違いを感じるために、基本はナイスカットミルの3.5目盛(中挽き相当)で挽くことにしているが、この豆はもう少し粗挽きの方がもしかしたらマイルドになって飲みやすいかも?と思った。

これを量を多めに淹れ、保温タンブラーに入れた。これについても最近思うところがあるのだがこれも長くなりそうなので、そのうち別エントリーで書こうかと思う。


0730出発

本日は市内近場、路面はウエットということもあり1+1の車載で悠々と移動。自転車は前輪すら外さずに投げ込めるし、その状態で脚を伸ばして昼寝することもできるしセレナは有能だ。まぁドライビングプレジャーと言うものは勿論ほぼゼロではあるが、人や物の積載性と快適性にほぼステータス全振りした車なのでこのあたりは十分納得済みである。しかしそういう点で、最近アワイチ練で乗せてもらったG君のフリードプラスは良かった。中でも一番良かったのがドライビングアシスト機能だ。うちのセレナにも速度一定走行機能はあるが、彼のフリードプラスには車間制御を含むクルーズコントロールとレーンキーピングアシストがついているので、渋滞も含めた高速道路やバイパスでの走行時にはドライバーのストレスがかなり軽減される。これらの機能は長距離運転になればなるほど効果があるので、セレナの次の代の車にはドライビングアシストがついた車にしたい。というか買い替える5年後位にはさらなる自動運転化を期待したい。



0815 灘崎到着

朝7時ごろから試走が開始、8時ごろからキッズレースが開催されていたことから、すでに会場駐車場は満車に近かったが、中の駐車場に駐めることができた。今日は入賞!昇格!というようなプレッシャーもなく気楽だし、予選は混走TT形式なのでその日の調子は予選で見ることにした。



1000 予選

予選は二組目。今回の参加者は150人ほどであり、かなり盛況だったので予選は3組に分かれてのTTである。TTといっても混走でドラフティングありの、ゆるいものである。TTの結果は組分けに利用されるだけのものなのでそれほど頑張らなくてもいい。というか自分がA準決勝とかに入ってしまったらかなりキツいのでむしろ頑張らない方がいい。しかしあまりに抜きすぎて準決勝がDクラスになってしまうと、昇格してもC決勝止まりになってしまうし、C決勝に出た日には場違いと顰蹙を買う可能性もある。ということで全力を出しきらない程度でまぁまぁ踏む、という方針だ。

で、予選はコースインと同時にスタート、各自自由なタイミングでベストラップを取りに行く。本当にタイムを狙いに行くなら事前に仲間と打合せしてローテしながら周回するだろうけど、そこまでしようとは思わない。クリアラップで8割で踏めば妥当な結果になると思ったので、コースインと同時にスタートダッシュを決めそのままベストラップを出しに行き、あとは流した。
結果、B準決勝組の下から3番目。中途半端過ぎだ…これならもう少しタイム落ちのC準決勝の方が良かったか…



1150 B準決勝

昼前なので飯は食わず、水を300mlほど飲んで臨む。自分の選択肢としてはB決勝でもA決勝でも目標達成する道はある。従ってレースレベル的には、落車しなければ降格ラインの下位20%より上には入れると予想。ということでとる作戦は…落車に巻き込まれないように前方で展開(でなくても毎回そういう戦略な気がするが)。

風向はホームストレート向かってやや右向きのそれほど強くない向かい風。このあたりを戦略に活かせるほどの経験はまだ自分にはない。知識だけならあるが、それを経験で裏付けていかなければならないとは思う。

スタート前。前方で展開する戦略から、最前列左側に陣取る。最初のコーナーとなるシケインの左コーナーのイン側になるのでちょうどいい。

そして程なく号砲が鳴ると同時にスタートダッシュ。焦らず前から2-5番目を維持しながら前半7周ほど走行。舞洲の反省から前に出てしまっても頑張らないように頑張る。というか…最初4周くらいの間はほとんど先頭交代なしで一人が牽いてた。ペースはさほどではなく、楽ちんである。

IMG_9023.jpg 
Photo by 猫拳さん

このまま最終まで行けば先頭付近で最終コーナーを抜けてちょい差しで1位通過できるなぁ~とか思ってたけど、やはりそれほど甘くはない。7-8周目あたりでWaveのO君が飛び出して行った。彼は2度ほど練習で一緒に走ったことがあったが、地脚はたぶん俺よりあると思っていたのでチェック…とりあえず追いすがる。「逃げるの?」と聞いてみると「集団の人数減らそうと思って!」との回答。逃げなら降りようかなとは思ったけど、そういうことならということで、それほど離れずペースを上げて走る。O君とGreenGrooveのYさんやWillsのNさんも近くで走る。飛び出してすぐはややきつかったが後ろで回復させてもらった。この人達もどれくらいの脚かは知っている。単独走なら俺より速そうだ。頑張ってもらおう。

そして後半残り3周ほど、準決勝はラップアウトが無いことから周回遅れがちらほらと見える。そして1コーナーに入る時に先頭を走行していたYさんが周回遅れの選手を微妙な位置からアウトから抜きにかかった。その時、運悪くその遅れた選手もややアウト側へ寄って譲ろうとしたのか、Yさん大きくコーナーをはらんだ。その結果二番手の俺が先頭を走ることに!
これはもしかしてチャンス?逃げるか?一瞬頭を過ぎったが悪魔が「いやいやそんなんお前のキャラちゃうやろ」と囁いたのでやめといた。で他の選手とともに先頭付近をうろちょろする。

そして最終周回のホームストレートから一気にペースが上がる。まぁ想定内である。自分は早駆け気味の選手に付き加速。まだ余裕があるが、バックストレートでさらにペースが上がるだろうことを予測し3番手くらいで1コーナーへ。
さほど攻めることなくコーナーをクリアするとさらにペースアップ!4年前にここで前車の斜行でハスられ落車した苦い思い出と反省から、前の選手には前輪の横位置が重ならないように、付きすぎないように位置取る。その時、右側からうめき声と乾いた接触音が聞こえた。落車だ!
思わずチラ見してしまった。本当はこれは良くない。これでふらついたり前方不注意になったりで二次落車を引き起こす可能性があるからだ。ここは反省点の一つだと思う。

幸い自分には全く接触はなく、そのまま前走車についていく。
そして2,3番手の位置のまま最終コーナーに突入。水たまりがまだ残っているのでラインはほぼ1本。ここでは突っ込んだり突っ込まれたりはなかったのでそのままの位置でクリア。2番手の位置で先頭の2mほど後方で立ち上がる。「おいおいA決勝へ死ににいくのか?」一瞬頭をよぎる。が、もう一人の「うるせぇ俺は一番がいいんだよ!」の声。
十分射程内だったのでスプリント開始。先行する選手は残り30mくらいで踏むのを諦めたのか、スピードが緩んだ。自分も決勝があるとは思っていたのでゴール前10m程度で差してからは惰性でフィニッシュ。

B準決勝は1位で通過。A決勝で走ることになってしまったが昇格するなら1位だ、悔いはない。

程なくして、ラストラップの落車に遭ったのはWaveのO君およびもう一人の処置のため救急車が到着。O君は骨折などはなかったようなので不幸中の幸いだろう。しかし骨が見えてたという話がちらっと聞こえて、痛そう…と思ってたら、練習仲間で先日再度の鎖骨のチタン製義体化をすすめたTさんが、「なんじゃ、骨が見えただけか!壊死したところをな、スプーンで掘って捨てるんよ。大したことねぇな!」と言っていた。幾多の落車を経験したTさんが言うと確かに大したことない気がしてくるけど、そんなわけはないよな…。



1510 A決勝

腹が減ってきたので、準決勝後はジャムパン、アンパン、メロンパンを食う。そして1時間ほど車内で昼寝。ばっちりリラックスできた。ウォームアップも特にする気なし。なんたるやる気の無さ。

というのもこのA決勝、プロツアーチーム所属かつレース前からじっくりウォームアップをして手を抜く気などさらさら無いF君、E1かつ昨年同大会優勝のS選手を始めとしたエリートツアーチームEquip Tyranのメンバー、昨年のカートコースクリテA優勝のM選手などなど…他選手をろくに研究しない俺でも知っているぶっちぎりで自分より格上の選手が集まっているのである。

そんな中の俺。ライオンの群れの中の野うさぎという喩えを考えたが、野うさぎの方が標的になるだけまだマシかもしれない。モブキャラになれるかどうかすらあやしい。
ドラクエで喩えると、アリアハン出てからすぐレーベの東の方に迷い込んだ感じ。

そういうわけで目標は完走。
もしくは7周回毎に1位通過がもらえる周回賞の1回目だけに目標を定め、潔く散るか。(という作戦すら浅はかだったことをスタート1周目にして思い知らされる)

こんな目標しか立てられない時点でテンションダダ下がりである。本当にA決勝で走るのが気が重い。

ともあれ少しでも長く走るため、招集では最前列に並びコースイン。
レッグウォーマーを脱ぎ忘れていることに気づく位、気が抜けていた。ルール上は禁止されていないので履いたままでいいや。

決勝は準決勝とはうってかわってホームストレートがやや強めほぼ完全な向かい風の中、号砲が鳴りスタート。
スタート直後、チーム岡山のHさんが飛び出す。ここでしっかりついていけば良かったのだが、弱気になったのがまずかった。一気に順位が下がり1コーナーを迎える。さらに1コーナー立ち上がりから早速ペースが上がり、最終コーナー、そして立ち上がりさらにペースが上がる。そうこうしてあっという間に2周が過ぎるが一向にペースが落ちない。コーナー毎の600W超のインターバルでどんどん削られる。

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まだ元気がギリギリ残っている時。 Photo by 曹さんのご友人


3周目まではどうにか耐えていたがその次の周回であえなく千切れ、第2集団(グルペット?)に吸収。7周回目の周回賞を狙うとか、なんだったんだろうか?という体たらく。グルペットでは度々第1集団へのジャンプアップ(若しくは協調してのペースアップ)を試みる者もいたが、15秒ほどの差に為す術なく再び吸収を繰返した。このグルペットの中には練習仲間のKさんや、彼女のかわいいH君も居た。それを見て「あぁ、俺が遅いんじゃない、第1集団が速過ぎるんだ…と安心してしまった。

そのままペースを上げ追走にかかることもなく、その後そこからだけは千切れないようにと走るも、気付けば先頭集団とはほぼ半周差がついてしまっていた。と、14周目。バックストレートでブルーフラッグが振られた。足切りだ。

この周回までで先頭集団以外の2/3近い選手がラップアウトの宣告をうけた。

ラップアウト後何気なくレースを観戦していると、単独で集団からだいぶ離れた位置を走っている選手がいた。あの人はなかなかラップアウトしないな、としばらく眺めていたが、様子がおかしい。逆だ。単独で逃げている。15周回からずっとで、後半に差し掛かっても差は20秒近くある。しかし集団の協調が取れないのか追う動きがない。

後で聞くと集団の半分くらいは逃げが出ていることに気づいてなかったようだ。それは仕方がないが、これが逃げたK選手にとってはかなり有利にはたらいたんだろう。そのまま周回賞を総なめ、逃げ切り優勝である。すばらしい。そして集団の方はF君が2位、ダックスの若手出世頭のI君が3位だ。I君は比較的小柄細身のあの体型でF君のゴールスプリントをあわや差すかというほどのキレのあるスプリントだった。

後で写真を見てみるとA決勝優勝のK選手、向かい風区間のホームストレートはクラウチングで巡航している。平地でこのフォームで走る人はかなり少ないと思うが、向かい風区間に関しては空力面では理にかなっているんじゃなかろうか。もちろん真似しても漕ぎ方に慣れなければすぐにタレそうだが。


Christopher Froomeがダウンヒルでやってのけたポジションを平地で使うK選手。
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Photo by 曹さんのご友人

そんなこんなでレース終了。先週に引き続き目標未達、なんとも残念な結果だが、準決勝1位通過で表彰/CCDゲット。手ぶらでは帰りません。
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Photo by 俺


そういえば参加賞もあった。本日は3CCD
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Photo by 俺



総括

結局A決勝の完走メンバーはE2レベル以上で、B準決勝からの昇格組は全員脱落。中には4周でブルーフラッグを振られた人も居たようだ。逆説的にこのことからJBCF登録から丸一年、E3からの昇格ない自分には、A決勝14周目DNFが妥当な結果だとわかった。

そしてB準決勝で先頭集団ゴールくらいの実力では、先の通りA決勝では完全にモブキャラ扱いだ。B準決勝でぶっちぎり単独逃げ勝ちくらいの実力がないとA決勝で「レース」にならないことがわかった。

それと、JBCF舞洲クリテとの比較で考えてみると、コースに対する人数の少なさからなのか密集度が低かったと感じた。舞洲では横に4人くらい並ぶこともザラだったが、灘崎は直線・コーナーともに最大でも3人くらいな印象だった。そういうことからコーナーで身の危険を感じることもなかったので走りやすいと思った。ただし考えてみると準決勝は集団先頭付近しか走っていなかったこと、決勝は前半はハイペースから集団が縦に伸びたこと、後半は完走目標のグルペットだったので集団に並んで走るメリットがなかったことから、密集度が低かったと思われる。

というか実業団レースよりホビーレースのほうが落車率低いのはどうかと思うけど…(舞洲が異常?)

あとログを確認したところ、CP5sの数値がB準決勝よりゴールスプリントしていないはずのA決勝の方が高かった。それとA決勝ではアタックへの反応とかもしていないはず。これは良くない。中切れを埋める動きとかはした記憶がなくはないが、こんなことやコーナー立ち上がりごときでスプリントばりの出力を出していちゃダメだ。



反省点

・立ち上がりで無駄脚を使いすぎてしまった。
・落車を思わず見てしまった。危ない。



今後の方針

・レース経験を積む。
・コーナーのキツめのコースでの練習
・地脚(FTP)の向上



レースログ

項目                   B準決勝   A決勝
時間 mm:ss         20:14      17:15
距離 km              13.216    10.916
周回数 周            16          13
速度平均 km/h    39.2      38.0
速度最大 km/h    54.2      52.6
心拍数平均bpm   185       183
心拍数最大bpm   204       191
出力平均 W        211       226
出力最大 W        929       933
NP W               229       235
IF %                 0.967     0.990



次回予告
JBCFきらら浜クリテ




おわり

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2017 JBCF 舞洲クリテリウム(春)

2017 JBCF舞洲クリテ レースレポート

場所

大阪府 舞洲特設コース E3…20周



目標


入賞




結果


未達(29位)





反省点と対策

・レーススタート直後「なんだかいけそうな気がする〜!」と調子に乗らない
・向かい風での位置の上げ方を身につける。
・はらんで来そうにない選手を見極めた上でのコーナーアウト側でのコーナリング
・地脚(FTP)の向上





レース概要


JBCFに登録してから2年目、未だ鳴かず飛ばず昇格できずでE3残留ということでシーズンスタート。

今シーズンの初戦は舞洲クリテリウム。約800mのオーバルコース。





事前対策


昨シーズン参加最終レースの周南クリテでの惨敗(リンク貼ろうとしたけどブログ記事完成してなかった)からのモチベの低下により年が明けるまでは、ロードは強度は下げて乗ったり、MTBで遊んだりしてたのでそのときには退化してたかと思う。冬期の練習は、体調を崩さないことを念頭におきつつ昨シーズンの自分のインターバル耐性のなさを改善するため、主に高強度短時間インターバル練を行ってきた。

また、練習頻度を確保するため「毎日」最低20分は乗るという縛りを自分に課していた。雨の日など家でローラーでこの課題をこなすのにはZwiftが随分とモチベ維持に役に立った。

しかし年が明けてからは、2月のJBCFの謎イベント「チームアテンダント講習」への参加に託けた東京遠征、のついでの場所柄年数回しか参加できないチーム練があった。そこであまりしょぼいところは見せられない。とういことで一念発起で正月明けにFTP測定し、そこからシーズンインに向けて練習を重ねてきた。

かなりいい感じで調子も上がってきたところでSauceのG達君とS君と、彼女が可愛すぎて腹が立つ今年からVoyageで走るH君とのアワイチ(実際には淡路島半周?)練にも参加していたが、それ以降くらいから謎の不調が。練習負荷を軽くしても疲労感が抜けず、結局そこから舞洲クリテまでの2週間ほどはあまり練習強度を上げられず心配だった。しかし前日にZwiftをした感じではそんなに悪くはなかったので当日の調子はある程度期待できた。



機材


・フレーム:Bianchi Sempre

・ギア:F…Ridea PowerRing53T-Osymetric42T、R…CS5700 12-25T(10s)

・タイヤ/ホイール:F…GP4000sCL23C/Rsys、R…GripLinkCL23C/Rsys



落車した時のことを考えると未だにRXRSを実戦投入に踏み切れないへたれである。なおホイールがわざわざ空気抵抗が大きそうなRsysにしているのは…タイヤが全然減ってなくてもったいないことと、F6Rのタイヤ(チューブラー)にカットがあって、少々遠征の実戦で使うには躊躇されるためだ。加速時のカカりもいいし(後付)。こちらにも経済的理由というものがあるんだよ。負けたときの良いわけにもなるし。





経緯


0430 起床


コーヒーを沸かし飲む。Jupiterのロイヤルブレンドを中細挽き(ナイスカットミル目盛値3.5)。この豆は初めて飲んだが、深煎りで苦味強め酸味弱め、香ばしさが強くもともと自分の好みの味。しかし最近は浅煎りもフルーティで(長くなりそうなので略)。

そして朝食。内容はオリーブオイル、塩コショウ、バジルにチューブにんにくパルメザンチーズを加えたイタリアン卵かけご飯。簡単で美味しい。おすすめ。

あとは前日に仕込んでおいたグラノーラバーを切って往路で食べることにした。グラノーラバー、硬いので包丁で切るには少々骨だ。改善が必要だと感じた。このグラノーラバーも作り方は簡単。マシュマロをレンジで加熱したものとフルグラを合わせて練り、成形して冷やすだけだ。



0530 出発


舞洲に出るJPT選手のF君、H君に集合してもらい同乗で出発。さらに長船SAで同じくJPTのK君をピックアップ、4人4台積載だ。自転車関連以外の手荷物が少なければ5+5でもキャリアなしで積載できるかもしれないが、人間が窮屈になりそうなので、ベストは4+4かな。リアキャリアを付けてフレームの積載をしてもいいけど。なお今回の往路は備前から高速へ乗車、播但道経由で阪神高速で向かう。



0815 舞洲到着


友人のT君の参加するビギナークラスに間に合ったので観戦。最終局面までまぁまぁの位置で走っていたが、最終周で順位を落として残念ながら着には絡めず。

さてぼちぼちバイクを下ろし、準備に取りかかる。自分の出番は14時過ぎなので余裕である。



1100  C1(エキスパート)スタート


当日はJPTレースはなかったので、JPT選手のF君K君はC1へ出場だ。しかしこのC1、未登録で速い人のカテゴリーと思っていたがスタートリストを見てみると殆どがJPT選手で実質JPTレースである。JPT選手以外の参加者がかわいそうなレベルだ。

詳細なレースレポートはレースに参加した他のブログにまかせておくが、なにせひどいアタック合戦だった。自分が出たら最後までついていくだけならどうにかなるかもしれないが、レースにはなりそうにない。まぁ当然か。



1200 試走


ライセンスコントロールを済ませ、ゼッケンとタグをもらう。いつものように安全ピンでゼッケンをつけようとすると、東京からはるばる参戦のチームメイトMさんに両面テープ(NITTO5000NS)をすすめられた。安全ピンに比べると装着の簡単さと密着感がよい。ゼッケンに両面テープを貼り付けてからは剥離紙を剥がしジャージに押し付けるだけなので、貼り付けを人にも頼みやすい。さらに生地も傷みにくいので、これは買いだ。帰ってからテープ注文した。ちなみにジャージによっては両面テープを貼ったところを剥がすと色落ちしやすいとのことだけど、今回だけの貼り付けでは目立った色落ちはなかった。

そしてコースの状況、機材の調子をみるために試走に行く。もちろん軽い負荷でぐるぐるだらだらと路面を確認しながら走る。昨シーズン春は3,4コーナーはイン側のグラベルギリギリまでは使ってたと思うが今回はかなりイン側をアウトへ絞りかなりコースを狭めている。幅が広がってコーナーインすることによる集団落車予防のレイアウトなんだろうけど、逆に危ない気が。しかも出口アウト側が一旦ふくらむような形になってすぐ絞られる。これもスプリントの時圧縮されて逆に危ない気が…。まぁ与えられたコースで走るしかない。数周走って試走終了。機材はとりあえず問題なし。



1240 E1~E2レース観戦


エキスパートが終わってからはE1から順に下位へレースが進む。しかしE1からドライ路面にもかかわらず毎レースのように落車が発生。練習仲間のTさんやM村さんも巻き込まれてしまう波乱だ。Tさんはディレイラーがもげたバイクを見て心配したが、当日夕方にたこ焼きのインスタが挙がっていたので大事ではない…と思ってたんだけど、後日鎖骨骨折という続報…

レースが始まる1時間程前、いつもは大したアップをしてないのだけど、今日はF君が3本ローラーを持ってきてくれてたので気まぐれでアップをしてみようと思った。

しかしここで重大なことが。


俺は3本ローラーに乗ったことがない。

正確には、乗れたことがない。


一度試乗会か何かで3本ローラーにトライしたが、その時はだだっ広いところに置かれていて支えがないところで、びびって乗れなかった

そこから3本ローラーからは縁遠い生活を送っていたのである。

(家でのZwiftではGTローラーを使用)

しかしここに来て3本ローラーに乗る機会が到来。F君のローラーはコンクリートの壁際においてある。彼も、自由にローラー使っていいよ、と言っていたのでチャレンジしてみることに。

Tacx Antaresというやつだ。とりあえず乗ってみようとしたがなかなか漕ぎ出しが難しい。

ギアが軽いからいけないのか?53-14くらいにしてみるとどうにか漕ぎ出せた。この時点で左手でハンドル、右手でコンクリート壁。両手ともまずはハンドルに移したいのだけどこれがなかなかびびってできず。5分位は壁伝いだった。

なんとなく慣れてきたかと思って、思い切って右手をハンドルへ移した!

よし、成功!若干ふらつきがあるが大丈夫…かな?これで落車してレースDNFとかマジ笑えねぇよ?しかしこれもようやく馴れてきた!

3本ローラー、乗れるようになった!

(しかし手は片手も片時も離せない)


IMG_8909.jpg


Photo by 斉藤君


確かに固定やGTローラーよりも「乗ってる感」があっていいな。しかしこれで全力でもがくとかはできなさそうだし、Zwiftに至っては画面内のコーナリングでマリオカートのように傾いてリアル落車しそう(なおZwift内に落車の概念はない)。

あと買うなら負荷付きがよさそう。負荷なしだと自分の許容回転数が足りない。


というわけでてんやわんやなアップ完了。


コースを見ると今年からチームメイトになったMさんがこれから出走。見に行きつつ自分の検車も済ませた。

2月のチーム練で自分の全力アタック中に圧倒的スピード差で差された上に、スタミナもばっちりな所を見ていたし、宇都宮クリテでスピード出世を果たしていた脚の持ち主なので、これは余裕の展開かなと思っていた。前半戦は前から数人の位置をキープ。しかし中盤に落車に巻き込まれ…ニュートラル適用するもハンドルがステムからずれたらしく集団後方待機のまま完走。彼ならさくっとE1まで昇格してしまうと思っていただけに残念だ(本人が一番残念だろうけど)。

IMG_8982.jpg 

落車前。余裕の表情である。Photo by まーとさん





1520 E3本戦

さて、今度は自分の番だ。
順番では前から3列くらいで端の方に位置。そこから定刻に近くなり待機列はコースイン。その時少し幅が広くなるのでさりげなく最前列まで進み、スタート。
IMG_8984.jpg 
Photo by まーとさん

今回はローリングスタートで半周はバイクの先導で走る。しかしそこでも最前列を走る。なにせへたくそなので位置上げるのに神経使いたくないのでこの位置だ。そしてバックストレートでバイクが加速しアクチュアルスタートだ。
なんとなく今日は根拠のないイケるんじゃね?感があったのでちょっと踏んでみる。お、脚が軽い!本当にイケるんじゃね!?しばらく先頭付近を走る。気持ちいい。
IMG_8986.jpg 
Photo by まーとさん

と調子に乗って集団先頭をしばし牽くが、ふとここでメーターをチラ見。ん?400Wか。これあかんやつや。下がっとこ…(このまま踏み続けると早々に集団に戻るどころかそのままちぎれてしまう)。
下がる途中に一人選手が上がってきて指さしてクルクルっと(ローテしようぜ!)みたいなジェスチャーをされたが見なかったことにした。

さて、どうしたもんかなと思いながら周回を重ねる。集団前方で展開していたが、バックストレートの向かい風で前がつっかえて、後ろから数人にまくられる、を繰り返してしまう。これじゃあジリ貧だということで、自分も同じようにバックストレートで位置を上げることにする。しかしコーナリングが怖い。何が怖いって、他者との接触だ。今のところのペースでは集団のコーナリングスピードは大したことない。しかしこれが逆に団子状で横に広がったまま皆がコーナーに突入するものだからたまらない。

そして7周目あたりか、これを集団の中程で繰り返していたとき、3コーナーでイン側から「ヤバイヤバイヤバイ」というつぶやきが聞こえ、イン側の選手の肩と俺の肩が接触!それに押されるがまま俺と俺のアウト側の選手が同じく肩同士で接触!アウト側選手が「おいおいおい!」って怒ってる!いや!俺がはらんでるんじゃないし!のまま接触したまま4コーナーへ突っ込む。これバランス崩れたら集団落車だ!両隣の選手が俺と平行ラインを走ると信じながら俺も視線は出口、視線は出口と超意識しながらバイクをバンクさせる。どうにかコーナーを無事乗り切った。しかしこんなの毎周回やってられんぜ…ということでコーナーは超弱気になりイン側でびびりながらコーナリング、立ち上がりのインターバルで削られながらも耐える。逆にそれで少々図太くなったのか、直線で前に出るときはやや狭めの隙間にも入っていけるようになった。
IMG_8990.jpg 
この時はスペースにかなり余裕があった。 Photo by まーとさん


そういえば…見間違いかとも思ったけどね。
ハンドサインしてる選手が居た。
「減速するよ」の手のひらで下を押さえる感じのやつ、「左行くよ」の指差し。これビギナークラスかなんかだっけ??それレース中にやるものじゃなくない?ちょっとこれは他選手をあっけにとらせる戦略かな?よっぽど言ってやろうかと思ったけど、まぁそれほど自分には害なさそうだしほっておいた。あとでチームメイトにでも指摘されてくれ。
なお、この後のE3の違う組では、最終周回に入る時にゴールスプリントして一人ガッツポーズをとるというなんとも恥ずかしい選手も居た模様。と思えば高校選抜優勝者とかも居たりするし、春のE3レースは正に玉石混淆だ。

中盤戦、どうにか今のところ無事であった。しかし集団中程とやや後ろを行ったり来たりではやはり体力が消耗する。これは入賞は無理かもな…と弱気な考えが出てしまう。つかこれだめなんならせめて周回賞ねらったろか…?ということでそれ目的で集団前方にあがる。そして14周回目、ポイント周回を知らせるブザーの音が聞こえた気がした!ジワジワ位置をあげ、ホームストレートで使い切らない程度にスプリント!あれ、なんか周りが冷めてる感じだ…もしかしてさっきのブザーは幻聴だった?周回数間違えた?間違えてたらマジ恥ずかしいぞこれ…と思いながらも気を取り直して集団に戻る。あとは若干諦め気味になりながらも集団を維持。


最終周に近づいてくる。今のところ逃げらしい逃げは出てない。これはもしかして位置取り次第ではいけるか?とか思ったりするも束の間。最終周に突入のホームストレートでペースがあがる。どうにかついて行くが、位置をがっつり上げられるほど脚が残っていない。バックストレートでもジリ貧を呈し、位置を下げたまま最終コーナーに突入。それほどぎゅうぎゅうにはなってなかったが安全なラインを優先し、立ち上がるも集団中程で前がつっかえまともにアタックできず、ゴールスプリントに参加できないままチェッカーを受ける。集団ゴール、先頭と5秒差である。残念。
IMG_8992.jpg 
最終ラップ、バックストレートでもはや手遅れな位置。Photo by まーとさん

不完全燃焼な感じであったが、ちょっと頑張って踏んだ周回賞は辛うじて3位に食い込み賞金1000円をゲット。間違いじゃなくて安心した。タダでは帰らない。
IMG_8954.jpg 
Photo by 俺

短時間の体力面ではまずまずE3要求レベルに達してきたかとは思うけど、テクニックと地脚がまだまだ足りない。


1800 帰路

G達君と合流しF君H君と帰途に就く。
なお、K君は自分のレースが終わってから昼頃に先に自走で帰った。
以下は帰路途中の反省会の様子。
IMG_8956.jpg 
@ラーメンたろう 摩耶店 Photo by 俺




走行ログ

時間 23’59”
速度 ave 40.4km/h
出力 ave(w/zero) 236W (w/o zero) 273W NP 244W
心拍数 ave 188 Max 200
W’ Expended 110%
TSS 49 (IF1.04)
170403舞洲クリテログ 
序盤の心拍の落ち込みは恐らく接触不良のNGデータだろう。





次回は…
・灘崎クリテリウム
・きらら浜クリテリウム
の2本です!(灘崎は明日)



おわり

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