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人生の本質は趣味。自転車・音楽などの当ブログ管理人崖島の趣味についてつらつらと書きます。自転車...ロードバイク/MTB、音楽...機材購入からCD化・配信まで全工程(DTM/作詞/作曲/編曲/録音/ミックス/プリマスタリング)

Freetime


Izalco Chrono Mod

経緯

IMG_7817.jpg 

以前ブログで書いた我が家のTTバイク、IzalcoChrono

元々TTヘルメットから生えてきたものだったが、実際に自分で「TTバイクとして」晴れの舞台で登場したことは今まで無い。いわゆる盆栽バイクなってなりかけている。
たまに思い立って乗ってみるものの、尋常じゃない縦剛性からくる乗り心地の悪さと前傾のきつさに少し萎えてしまう、というのを繰り返している。

そもそも自分が「TT/トライアスロンって感じのカテゴリに載っていたものだから、トライアスロンの長距離バイクパートを楽に且つ速く走れるんだろうなぁ」と淡い期待をしていたのが間違っていた。TT/トライアスロンではなく実はTT専用であったからだ(過去記事参照)。

そんなこんなで、TTに出たいというJBCF戦士に貸し出している時を除き、乗るより眺める時間のほうが長いバイクではあった。しかし実はこのバイク、スタイルはお気に入りなんだがカラーリングは今ひとつストライクではなかった。なかったのだ。どうせ眺めることが多いバイクなら、見た目にこだわりたいじゃん?

じゃあどうするか。

オサイフが許す範囲でホイールを多少変えたくらいでは足りない。
かと言ってバイク
を買い換えるのはオサイフ的に不可。

うーん、カラーリングが気に入らないなら、カラーリングだけ変えてしまえばいいじゃない! 

ということでフレームを全塗装することに決めた。
これが今年の春頃の話。



デザイン

フレームの塗装をするということはフレームセット単体の状態にしないといけないわけだが、夏にある鈴鹿のTTで某高校生が駆る予定だったことから、鈴鹿が終わって手元に帰ってきてから全バラしようと計画。
貸し出している間に、デザインを考える。

現状のフレームのカラーはこの通り。

黒基調で赤と白でグラフィックが入った、カーボンフレームとしてはまぁ良くも悪くもベタなデザイン。
カラーのラインナップが少ないモデルに多いやつだ。
個人的にはところどころ入るグラデーションにデザインの古さを感じてしまうし、オリジナリティが少ないので今ひとつ好みではなかったのだ。

ということでオリジナリティを出そうとすると、一番最初に出てくるアイディアとしては「カラフルにする」だ。
しかし、フレームカラーを派手な多色でカラーリングするとバーテープその他小物の色柄がかなり絞られてしまう
また、フレームにマッチするバーテープを探そうにも、ハンドルに巻いて合わせてみないとわからず、バーテープが店頭に陳列された状態でフレームと比較しても色味がマッチするかどうかの判断が難しい
さらに、乗るときのジャージもカラフルなものが多いので、フレームまで多色だとちんどん屋(表現が古い)。一応言っておくが、他の2台のロードバイクのバーテープは蛍光黄色と蛍光ピンクなことから察してもらえるが、ちんどん屋カラーは嫌いではない。しかし、そうでないバイクに乗りたいときもあるのだ。

なのでこのフレームは基本的にはモノトーン寄りのデザインにしたい。

ここで少し考えてみたが、カーボンフレームはソリッドカラーかカーボン地が多く特に黒が多い気がする。一
方でメタリック系や、カーキなどの地味なソリッドカラーはラインナップとして少ない。
メタリックやパールが少ないのは軽量化競争で多層の塗膜が必要なカラーは淘汰されていっているのか。またあるいはロードバイク乗りからの人気を反映したものなのかどうなのかわからないが、逆にこのあたりだと人とかぶったりということを考えずに済む。
ベースとしては1-3色程度の塗り分けで、ディティールやワンポイントはカッティングシートで対応することにしよう。塗装より耐久性は劣るけど、飽きたら変えられるしね。
 本当は近頃流行りのメッキ調カラーがいいと思っていたが、どうもこれを綺麗に塗ろうとするとわりと大掛かりな設備が必要らしく、そもそもスプレーではなくディッピング塗装になるらしいので残念ながら今回は見送り。メッキカラーは比較的塗膜が薄くても軽量に仕上がるのかな?

鈴鹿が終わり帰ってきたバイクを早速バラしにかかる。バラすのはネジを外すだけの簡単なお仕事だけど、再組付を自分でするつもりだったのでそこを考えて、部分部分を撮影しながら作業を進める。



工程

パーツ取り外し・塗装プラン

全バラ終了。といっても旧型のパイオニアパワーメータの角度検出ユニットは、取り外すと再組付の時に校正がめんどくさそうなので取り付けたまま塗装することにした。ワイヤーは抜いたら通すのめちゃめんどくさそう…と思っていたが杞憂だった。
IMG_0239.jpg 



足付け

サンドペーパーで研磨していく。既にある傷は本当はパテ埋めとかしたほうが綺麗に仕上がるんだろうけど、そこまでは求めないことにした。あと現状のカラーリングをすべて削るのにはまたかなりの労力が必要だし塗料の隠蔽性も高いのでそこまではしない。
IMG_0355.jpg 




プライマー塗布
塗料の密着性を向上させる工程。
IMG_0356.jpg 




1色目

シートチューブとフォークなどの内側はブラックアウト。色名は4T5-セーブルマイカメタリック。黒系メタリックでレクサスのLS600hとかの塗装色!(だからといって塗装単価が高いわけではない) 
IMG_0357.jpg 




2色目

一番塗装面積の大きいトップチューブ、ダウンチューブはプラチナ系に近いシルバー、LX1Z-BAHIA BEIGE
Metallic。Audi Q7の塗装色!(だからといって略)
塗ってみると思ったより黄みが強かった。もう少しシルバーよりにすればよかったかな…
 
IMG_0358.jpg 




3色目

シートステー、チェーンステーにはJW0-ミレニアムジェイドメタリック。やや緑がかったシルバーで、R34GTR
スペックM ニュル専用特別塗装色!(だか略)
単色塗装ならこのカラーにしてたかも。なんてったってGTRだし!
IMG_0362.jpg 



 
クリアコート、研磨
IMG_0367.jpg 

写真で見るとピンとこないが実際に見たほうが色合いが良く見えるのは、良くも悪くもメタリックの特徴か。しかしやはり20mm角しかない色見本と実際に塗った印象ではかなり違い、調色の難しさを知った。再組付
当初懸念していたワイヤー内装は、過去に某高校生がライナーを通しておいてくれたお陰か、すんなりいった。
よく考えるとBBとヘッド周り以外の組付を通してやったのは今回が初めてだった。
しかしコンポに驚くほど統一感がなく、調整が正攻法でいかないところもあったが、どうにかなった。(というかそもそも正攻法がちゃんと頭に入っているわけでもない) 


シェイクダウン
IMG_E0381.jpg 


しかしまぁ乗ってはみたものの相変わらずガチガチのフレームだし重い。もとからそこそこ重かったが、塗装で+100g程上乗せ。エアロバーとエアポンプを付けたRXRSよりさらに300g程重い。
さらにO'symetricでBCD130なのでインナーは42T。タダでさえ人間が登り向きでない上にこのバイクなので登坂は全力拒否だ
ハンドルも以前外しっぱなしにしていた380mm幅はもがき難い。
落差はレース用にしているSempreよりもさらに2cmほど低い。これを乗りこなせるようになれば空力特性面で有利になるだろうけど、これは盆栽バイクというより試されるバイクに仕上がってしまった。

ハンドルがどうしても気に入らなければそのうち替えよう。 


しかしまぁそれは身体を合わせればいいし、外観はかなり自分好みに近づいたので良しとする。
あとはカッティングステッカーを作ってメイクアップだ。  



おわり

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  2. ロードバイク
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ソフトバンクショップの闇

IMG_0371.jpg 

こんばんは。
久しぶりのブログ、今回は趣味以外のことを書こうと思う。
内容は当ブログとしてはめずらしく後ろ向きなものだし、あまりブログ記事作成に時間を掛けてしまいスプラトゥーン2自転車の練習時間が削られるのはあれだし、あまり推敲はせず書くので読みにくさはご容赦を。


経緯
ことの発端は先日発売になったiPhone8への機種変更。かれこれ3GSから飛び飛びバージョンで機種変してきたので今回もその流れである。iPhone Xもかなり気になってはいたが、いかんせん顔認証なるものが眼鏡ユーザーに対してどれくらい配慮しているかが未知数であったので、今回は見送り。機能的には実質7s相当のバージョンとなるiPhone8へ機種変更することにした。

ところでかれこれ自分が使っている携帯はソフトバンクで、家族も使っていることからずっとソフトバンクを使っている。この機種変更する場所なのだが、そのなかで一番家から近いソフトバンクショップにはiPhone新バージョン発売のたびにお世話になっているのだが、前回のiPhoneの機種変更の時あたりから実は店員の対応などに少し不信感があった。(前回までの店員の対応は割愛する。)
で、今回のこのショップの対応の酷さに対してかなり頭にきたが決め手になり、この記事を書くに至った。先に述べたとおり時間を掛けず、あったことを坦々と書いていく。
 



データ通信容量プランのアップグレード義務? 
9/24、iPhone8へ機種変に店舗へ訪問。
現在自分はデータ定額ライト(5GB/月)を契約している。今までは通信制限にかかったことがなくこれで十分データ通信容量は足りていたので、これを継続するつもりだった。
しかし、最初に契約確認時に「iPhone8の契約の際にはギガモンスター(20GB/月)への変更が必要になります」と言われた。前々からネットの評判で「ソフトバンクは何かと高いプランに入らせようとする」というのを聞いていたため店員と問答となる。
俺「これはどういった縛りによるものですか?」 
店員「ですから、iPhone8に機種変更をしていただく際にはデータ通信プランを見直していただくようになります」 
俺「今までのデータ通信使用量からすると5GB/月で足りているように思えますが」 
店員「iPhone8への機種変更の際にはデータ通信プランをギガモンスターにしていただかないといけないです」 
俺「それはソフトバンクでの決まりですか?」
店員「そうですね。」
俺「本当ですか?今からソフトバンクお客様センターへ確認してもいいですか?」 
店員「いえ、当店での決まりなので…」 
(ん?言ってることが変わったぞ)
俺「わかりました。ではその決まりが文書として書いてあるものを出して頂けますか?ソフトバンクショップがiPhone8への機種変の時にデータ通信プランを変更しないといけないと決めている文書です。決まりであれば、例えばiPhone予約の際の注意事項だとかに書いてありますよね。」 
店員「…確認してまいりますので少々お待ち下さい」
(バックヤードへ行き、帰ってくる) 
店員「義務ではありませんでした。ですがお客様のデータ使用量は5GB/月に近いのでギガモンスターにされたほうがよろしいかと…」 
俺「必要ありません。この数年このデータプランで月末に通信制限されたことはないので。」 

この時点でまず不信感が募ってくる。契約更新の時に高いデータプランに入らせようとしただけか…と。 


あんしん保証パック 
そして契約の話は進む。 
店員「こちらのiPhone8へ機種変更いただく際に、端末の保証をおつけすることをおすすめしております」 
俺「AppleCare+をお願いします」 
店員「今まではAppleCare+に加入できましたが、今回よりソフトバンクでは『あんしん保証パック』というAppleCare+にソフトバンクでさらに保証を手厚くしたものがラインナップされた代わりに、AppleCare+のみでのご契約ができなくなったんですよ。AppleCare+のみより月々のお値段が多少高くなりますが」 
俺「iPhone8はAppleCare+のみでは保証は付けられないということでしょうか?」 
店員「そうですね」 
俺「それはどちらの取り決めですか?」 
店員「こちらに書いてあります」(と、あんしん保証パックの保証内容が書いてあるパンフレットをドヤ顔で差し出される) 
俺「これただの案内チラシですよね。あんしん保証パックに加入しないといけない旨はどこに書いてあるんですか」 
店員「ですからこちらに…」 
俺「(だめだこいつ…)納得できないんですが。このことを今からAppleのサポートに電話して確認しても大丈夫ですか?」 
店員「しょ、少々お待ちください。確認してまいります。」
(再びバックヤードに消える) 
店員「確認してまいりました。できないことはないそうですが、お客様の方でお申込みしていただかないといけないんですよ。」 
俺「知ってます。前回もそうしました。できるんですよね?」 
店員「…」 

AppleCare+は翌日にウェブにて問題なく購入。 


お客様確認事項、すっ飛ばす! 
不満げな顔をしながら店員は契約手続きを進めていく。 
店員はこなれた手つきで契約用タブレット端末を操作し、箇条書きにされたなにかにチェックを入れていき、署名画面へ。 
ここで俺に向けてタブレットが渡される。 
店員「こちらへサインをお願いします」 
俺「…これはなんのサインですか?」 
店員「機種変更のです」 

仏の崖島と呼ばれる俺の顔も3度までですよ。
かなりカチンときました。 
俺「契約内容も見ずにサインはできません。そもそもこれから払う月々の支払いについての説明も受けていません。いつ説明していただけるんですか?契約のサインをした後ですか?違いますよね。サインする前に説明を頂きたいんですが!あとさっきそちらでチェックボックスを埋めていったのを見せて頂けますか?」 
店員「…どうぞ」(と端末を差し出される) 
俺「…これ『お客様確認事項』ってありますね。それで『お客様ご自身にチェックを入れて頂いて下さい』って書いてありますよね。それ、あなたがチェックするところですか?違いますよね。ちょっとおかしくないですか?!私が確認した上でのチェックですよね?チェックさせて下さい」 
店員「どうぞ…」
 
このあとめちゃくちゃチェック条項を確認し、そして料金プランや端末の支払い携帯について事細かに説明していただいた。 
この説明内容に関してはここでは割愛するが、店員は基本的に「聞かれなければ答えない」というスタンスだった。 


まとめ 
ちょっと煽動的な言い方にはなるが、ソフトバンクショップについて… 
○データ通信プランや保証プランについて更新に伴うアップグレードをあたかも契約義務のように言ってきた
お客様確認事項を確認せずに勝手にチェックし、署名させようとした。 
この2点は企業コンプライアンス的にかなり問題があるんじゃなかろうか。
実情はソフトバンクに限らず他キャリアでも類似なことが行われているのかもしれないけど。 
そんなわけで、ダイレクトに店員に怒りをぶつけても仕方ないので、この内容については近日中に消費者センター関連窓口へ連絡というかたちで発散する予定。



それではまた。



P.S.
意気込んで参加したJBCF舞洲クリテはシングル順位すら取れず。ただ毎レース複数回起こっていたレベルの落車祭りに巻き込まれなかったのだけは良しとする。

次回、周南クリテ!
記事になるかどうかは…結果次第!

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Racing Zero Nite購入とそのブレーキシューに関する調査 (後編)


IMG_9438.jpg 
ブレーキシューゴム材調査

既知の内容としては以上であった。が、今回PEO処理リム専用ブレーキシューを使うことになり、消耗品として使うのでいくらくらいのものか調べると

  (うわ、高ぇ)

となった。

このことから、そのブレーキシューの専用たる妥当性検証と、他対象リム用ブレーキシューとの代替可能性を調査するため、下調べをした。
が、ざっとググっても詳細な材料に係る情報が出てこない。こういうのは企業秘密なのか?
馴染みの自転車店に聞いても、製品説明会ではそういう話は出てこないということだ。

なのでどうするか?もう少し俺が情強であればググり方を変えて調べ直すとかあるんだろうけど、残念ながらそうではないので、方法を変える。

ネットや人に聞いてわからないなら、自分で材料調べればいいじゃん。

てなわけでブレーキシューのゴム材を調査することにした。



調査対象サンプル

手持ちのシューで以下のものを調査。

 ・シマノR55C3
 ・シマノR55C3 forCarbon
 ・SwissStopYellowKing
 ・BR-PEO500X


調査内容

 ・色
 ・硬さ
 ・比重
 ・赤外吸収




結果まとめ

IMG_9128.jpg 




各論
1.色相

 方法:目視確認
目視検査 

 結果:
シマノ製ブレーキシューはアルミリム用は黒、カーボンリム用は暗い青色である。アルミリム用は後述するが、ゴム材に物性上配合が必要となったと思われるカーボンブラックの色と思われる。一方で若干の色調があるカーボンリム用が黒ではないのは、カーボンブラックを主としていないことと、アルミリム用との識別のためであると考えている。

一方で、Yellow Kingはゴム自体が比較的鮮やかな色である。このように明るい色の製品にするためには、配合剤の色が制限されたり、不良率が上がるためコストに跳ね返るものだが、そうまでして色に拘ったのは、サードパーティー性であるがゆえの視覚的な主張のためだろうか?個人的にはこれを使用することでブレーキダストでリムが黄ばむというデメリットの方が大きい。シマノのカーボンリム用が暗色なのはこれを嫌った設計なのかもしれない。
あとよくは調べていないが、Mavic純正エグザリット用シュー、FFWD用純正シューも同様な黄色である。短絡的であるがほぼ色相は同じであり同配合の可能性が高い。どこがOEM元なんだろうか。

また視覚的な面以外でも、黒いものには遮光性という機能がある。黒いものは光が内部に届きにくいため、紫外線劣化を淡色なものより抑えることができる。もっともこのYellowKingの場合、ポリマーそのものが耐候性が高いと予想されるので紫外線やオゾン劣化より先に摩耗してしまうため対策の必要がないのだろう。

PEO500Xの青色は背面表面のみの着色であり、これはブレーキシューの識別のためと思われる。今回は調査に供していないがCampagnoloのカーボンリム用シューは同様に赤色着色であることからもわかる。


2. 硬さ

 方法:ゴム硬度計
IMG_9087.jpg 


 結果:
硬さ評価はブレーキシューの耐摩耗性を比較するために行った。ゴムの耐摩耗性は、摩耗試験や抗張積により評価できるが、限られているサンプル形状での抗張積の評価、摩耗試験は難しい。従って、耐摩耗性や抗張積と相関のある「硬さ」を確認することで評価を実施。

今回はA型ゴム硬度計を使用。測定結果のレンジからするとA型では高すぎたため、本来ならばD型高度計を使用すべきところだったが、測定施設になかった。まぁシュー同士の差がわかったのでよしとする。

なおここで言うゴムの硬さはデュロメータ硬さを指すが、ブレーキシューのリム攻撃性に関しては、ゴムの素材全体としての硬さと、配合される材料単体(ここでは主として充填材)の硬さの両方が関係する。リム攻撃性を論じる際、配合剤の硬さの評価に関しては、本来この場合相対的な傷つきやすさの指標としやすいモース硬度での比較が平易かつ適当と思われる。

R55C3はA95ptsとサンプルの中では一番硬かった。アルミリム用なので耐摩耗性とリム攻撃性のバランスによりこの硬さとなったと予想。
同カーボン用はA90ptsとこれより若干柔らかい。カーボンリムへの攻撃性を下げる目的と考える。
Yellow KingはA85ptsだ。シマノ用よりさらに攻撃性を下げる目的と考えている。同時にブレーキシューの摩耗もシマノより早いと思われるが実際に試したことはない。
PEO500XもA85ptsだ。PEOリム専用と銘打ってある理由を考えると、これもおそらく耐摩耗性とリム攻撃性のバランスを取っていると思われる。先に述べたように、PEO処理皮膜により耐摩耗性が高くなっているとはいえ、その膜厚は大きくても数10μ程度のものである。研磨剤として働く砂埃などの外的な要因から、皮膜が摩耗してなくなり地のアルミが露出してしまう。これを極力遅らせるために、ブレーキシューを柔らかくすることで上記砂埃などをブレーキシューが削れたダストとともに外へ排出し、できるだけ摩擦面に摩耗要因となる粉を残さないようにしているのだと考えられる。このためにブレーキシューある程度の柔らかさを持たせているのだろうことが考えられるが、高額なブレーキシューを使用しなければならない上にそのブレーキシューの摩耗も早いとなると、なんともお財布に優しくない話である。



3. 比重

方法:アルキメデス法
675px-Domenico-Fetti_Archimedes_1620.jpg 
アルキメデスさん (ドメニコ・フェティ 1620年画、Wikimedia Commonsより)

ここで比重を計った理由は、ゴム材のポリマー系や充填材系にアタリをつけるためである。

例えばFKMなどのポリマーの比重は1.8程度、SBRやNBRは1~1.2、EPDMは0.9~1という比重でを持っている。ゴム材はポリマーだけでは組成されず、充填材その他多種多様な配合剤を混合したものであるため、比重だけで一概には特定できないが、後述の赤外吸収特性による定性分析で迷った時のヒントとなる。

今回の比重測定においては、その数値からカーボンリム用ブレーキシュー2種類のR55C3forCarbonとYellowKingはフッ素系ポリマー(FKM,FFKMなど)であり、アルミリム用はそれ以外ということがわかった。
カーボンリム用はやはり上述したとおり使用温度範囲が高くなってしまうことから、合成ゴムの中でも耐熱性・耐薬品性に優れ、耐摩耗性が劣らないFKMを採用しているとみていいだろう。
PEO500Xはそれほど比重が高くないことからフッ素系ではなさそうである。PEO処理リムは素材としてはアルミであり放熱性は通常のアルミリムに近いと見做してよいことから、これも納得できる。となるとこのブレーキシューが高額なのは流通量が少ないからというのが主因だろう。もしくは…プリンタとインクのように本体が薄利でブレーキシューで利益を確保するスタイルか(たぶん違う)。



4. 赤外吸収

方法:FT-IR(ATR法)
SpectrumBX.jpg 
FTIR装置 ATR付き。 Wikimedia Commonsより


実を言うとIRチャートによる分析は自分は苦手だ。しかしある程度ヒントが与えられていれば、ゴムに配合されている薬品がすべて見えてくるわけではないが、用途からの予想などで確認検証がある程度可能だ。


R55C3
SH-2.png 
ポリマーはジエン系の吸収が見られ、ニトリル由来の2240cm-1付近の吸収ピークが見られないこと、及び耐熱性、耐摩耗性、コスト面からBRかSBRと思われる。これらの材料はタイヤのトレッド用材料としてもよく使われるものであり、耐摩耗性の観点から納得できる結果である。
また、シリカ・クレー由来の1100cm-1のピークがあまり見られないことと、ゴム色相が黒色であることより主な充填材はカーボンブラックと予想。カーボンブラックを大量に配合することにより高硬度、高強度なゴムとしていると考えられる。しかし1080cm-1のピークが弱いながらも無いわけではないので、少量ながらもシリカ又はクレーも配合されている可能性は否めない。
充填材系が純粋なカーボンブラック系であればブレーキシューの耐摩耗性は充填材の硬さでなくカーボンブラックによる補強で担保されているため、ブレーキシューのリムへの攻撃性はあまり高くないと考える。つまり、もしそうであれば、PEO処理リムへこのブレーキシューを使用した場合、ブレーキシューの摩耗の早さは不明だが、皮膜を削り倒してしまうほどの攻撃性はないため、PEO処理リムへ代替品として使用できる可能性を示唆している。しかしながら肝心の制動力およびウェット時のコントローラビリティに関しては全く不明であるため、大丈夫かどうかは実際の使用で検証する他ない。
また、上記の通りシリカ・クレー系の充填材の含有有無をTG/DTAなどで分析追調査したいところである。
ということで、誰か試してみて下さい。できれば長期的に。ただし安全性の保証はいたしません。


R55C3 for Carbon
SH-C.png 
比重が1.8程度であること2910cm-1付近のC-H由来のピークが無いこと、耐熱性が必要なことからポリマー系はFKMで確定だろう。また、1100付近のピークがクレー系フィラーと酷似していたため、クレー配合であることが予想できる。クレーは配合剤単体そのものが硬いということは攻撃性もそれなりにあるということである。これをカバーするために硬さをアルミリム用より低くして攻撃性を抑えていると考える。

Yellow King
YK.png 
これも2910cm-1付近のC-H由来のピークがごく小さいことと比重の高さによりFKMは確定だろう。C-H由来のピークが無いわけではないのはおそらく硬さを下げるために添加したパラフィン系オイルかワックス由来と予想される。また、色相からカーボンは全く含まれておらず、赤外吸収はシリカに酷似した1180付近のピークが見られるのでシリカ配合と考えられる。シリカもクレーと同様「硬い」フィラーであるため、多量に配合すると耐摩耗性が向上する一方攻撃性も上がる。従ってこれも硬さを下げ攻撃性を下げているものと考える。

PEO500X
PEO.png 
2910cm-1付近のC-H由来のピークより、1080cm-1付近のややブロードな吸収がかなり目立つことからシリカを大量に配合していると考えられる。また、2240cm-1の吸収が見えることからNBRであることが推測できる。NBRだとR55C3に使われているBR,SBRより若干耐熱性が高いことが予測される。このことと、充填材系とも合わせて耐摩耗性・リム攻撃性のバランスからPEO500XをPEO処理リム専用たらしめているのかもしれない。しかしながらR55C3と同for Carbonのような、圧倒的な耐熱性の差があるわけではないため、PEOリムにはこれじゃないとまずいと言い切れるレベルではない気がする。


まとめ
とまぁこんなところで材料分析して満足してしまった感はあるけど、基本的には純正使うのがいいよというのが俺のスタンス。一応そういう風にメーカーも設計してるわけだし。
ただ、運用コストを抑えたい人は、他用を流用するのにこの情報をヒントに使ってもらっても構わない。ただし当然自己責任でお願いします。





オチ
これを書き上げる前に、俺のRZNは手元を離れ、代わりにCosmic Carbon Elite 40Cに変わってしまったとさ。
なお上記コスカボはリムにアルミインサートがされたカーボンクリンチャー。ブレーキシューはMavic純正カーボンリム用。たぶんYellowKingと同じ。




参考文献
摩擦の摩耗のはなし日本ゴム協会誌 第72巻4号 p44 広中清一郎(1999)
プラズマ陽極酸化処理技術と被膜特性 JTEKT Engineering Journal No.1006 p.39 (2009)

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Racing Zero Nite購入とそのブレーキシューに関する調査 (前編)

先日友人からFulcrum Racing Zero Nite(以下RZN)を購入した。

Racing Zero Nite購入経緯

IMG_9058.jpg 



購入動機

現時点持っているホイールは、カーボンチューブラーのF6R404、アルミクリンチャーのRsysKsyriumSLRacing7HeavyWeight(仮)。

この中でクリンチャーホイールでリムが黒くてかっこいいホイールはなく、チューブラーのみである。遠出などでその場で修理できるクリンチャーホイール、かつ見た目がかっこいいのがほしい!というのが購入動機だ。

リムが黒いクリンチャーホイールといえばPEO処理系アルミリムのホイールか、カーボンクリンチャーである。上記のHeavyWeight(仮)がカーボンクリンチャーといえばそうなんだが、なにせ名前の通りタイヤ/スプロケ込で3kgある上に、近頃振れが酷くて高速安定性が著しく悪い。さらにリムはアルミである。


IMG_9410.jpg
 
Heavy Weightさん(後輪) 前輪はRsys。


そこへ先日、友人のIさんがRZNPAXのPEO処理リムスルーアクスルホイール、どちらかを売りに出すという情報を耳にした。これらは前述の黒いリムというルックスを満たすものであると同時に新品価格から大きく下がった値段を提示されていたことから、どちらかを買おうと購入検討を開始。




PEO処理について

検討の前にまずはPEO処理リムについて説明する。

PEO表面処理は、アルミ合金などの表面にポーラスなアルミナやシリカの皮膜を形成するもので、表面硬度や耐摩耗性の向上などのために行われるものである。さらに自転車用リムに処理を施す目的はこれらに加え、色調の変化、摩擦力の安定化も加わる。

摩擦力の安定化は、その表面粗さにより水濡れしてもリムとブレーキシューの間に水の潤滑膜が形成されにくくなることによる。また、この高い表面粗さのリム面により基準となるドライ状態のブレーキの効きも勿論向上している。

色調の変化に関しては自転車としての性能上に違いはないが、かっこよくなる(筆者比)。リムが黒色となることでリムハイトが高く見えて非常によい。


ところでこのPEO処理皮膜は、通常のアルミリムの表面よりも硬質で耐摩耗性が高いが、全く摩耗しないわけではない。この被膜は数μm~数十μmという膜厚から、使用しているうちに摩耗してなくなってしまい地のアルミが露出してくることが予想される。
しかし、このPEO処理皮膜がなくなったところで、ホイールが使えなくなってしまうわけではなく、ここからは通常のアルミリムとほぼ同等のものとして使えるので、一粒で二度美味しい、とも言える。
が、個人的にはこのPEO処理リムは見た目8割なので、この被膜がなくなってしまうと、その価値は8割減である。



購入検討

さて、上記2種類のPEO処理リムホイール、RZNとPAXキクザリットについて検討に要する項目を挙げ勝ち負けを判定してみる。

・価格: PAX(-10000円)

・リム: ほぼ同等(双方PEO処理)

・ルックス: RZN(ロゴがかっこいい)

・剛性: 縦横ともにおそらくRZNが高い

・アフターサービス: PAX

・変態度: PAX(スルーアクスル)

ということで、ロゴや模様がかっこいい方のRZNを買うことに決定。ロードバイク用ホイールとしては珍しいスルーアクスルハブを持つPAXキクザリットも実のところかなり興味があったが、今回は見送りとした。




ブレーキシューの違い

さて、今回自分がPEOリムのRZNを購入したわけだけど、このホイール、特殊な表面処理を施したリムなだけにメーカーのFulcrum(Campagnolo)は専用ブレーキシューの使用を指定している。

ここで、なぜブレーキシューはリム材質・表面処理によって推奨ブレーキシューが異なっているのかということについて解説する。


ブレーキシューの一般的な差は下の4点である。

 価格  形状
 色   材質

この中で推奨用途に最も影響があるのが材質である。シマノのアルミリム用ブレーキシューR55C3を基準とするとそれ以外は1.5~3倍前後の価格となっていることが多い。なので、アルミリム用をアルミリム以外にも共用できたらいいのに、という人も多いと思う。よくわかる。

しかし、当たり前のことながら、違う種類のシューがあるのはそれなりの理由がある。



アルミリム用シュー→カーボンリムがダメな理由

アルミリム用はカーボンリムに使用してはならないであろうその理由は大きく分けて2つ。

1.アルミリム用シューは耐熱性が低い
 →ブレーキシューの異常摩耗及び破壊が起こり制動力が著しく落ちる、または急激に変動し危険。

制動とは摩擦により運動エネルギーを熱エネルギーなどに変換することである。なので、ブレーキシューとリムの摩擦で制動減速する際にはそこで熱が発生することを意味する。勿論アルミリムもカーボンリムももちろん同じ仕組みで減速するので、同じ減速度を生じている限りは、その瞬間はカーボンだろうがアルミだろうがほぼ同等の熱エネルギーを放出している。しかしここで問題になるのがリムの放熱性である。

リムとシューの間で発生した熱エネルギーはリム/シュー/周りの空気や部材の温度上昇に使われる。リムが温度上昇すると、リムから周りの空気へ熱が伝わり直ちに冷却される。この冷却の速さ(温度拡散率)がアルミとカーボンでは大きく異なり、カーボンの方が遥かに遅いのである(温度拡散率だと2桁くらいは違いそう)。これはすなわちブレーキングで発生した熱を放出できず、リム温度が上昇しやすいことを示している。

本来アルミリム用途に設計されたブレーキシューは、アルミリムでブレーキングした時に想定される使用温度範囲で設計されているが、これをカーボンリムに流用した場合、使用温度範囲を高く逸脱してしまうことになる。結果、ブレーキシューの異常摩耗または破断リムへの摩耗粉の凝着などが起こりやすくなる。リムへの摩耗粉の凝着は、ブレーキング中にリムの摩擦係数の大幅な変動が起こり、自転車の挙動が不安定となることで落車の原因となる可能性がある。

因みに、カーボンリム用シューではあるが、富士ヒルのレース後の集団での下り(24km、1200mダウン)、当ライダーのKさん曰くかなり慎重に下ったとのことであったが、カーボンクリンチャーでのリム内の温度をサーモラベルで測定した結果、フロントで75℃まで上昇した例を過去確認している。リム内部でこの温度ということは、リム表面はこれよりさらに高温になってることが予想される。


2.アルミリム用シューは耐摩耗性が高い
→カーボンリムへの攻撃性が高くリムの摩耗が早くなる。

一見、シューの耐摩耗性が高いことは、メリットしかないようにみえるが、実際は「シューが摩耗しにくい」ということは「リムを摩耗させやすい」一因になっている。一概には言えないが、耐摩耗性が高い材料は自分が摩耗しにくい代わりに相手材を摩耗させてしまうことがままあるのだ。シューをケチってリムを削る。リムが安いものであればケチってもいいかもしれないが、そうでない場合がほとんどであるため本末転倒である。



以上の2点、安全性の面でもコストの面でもメリットがないことがわかる。絶対禁止ではなく数回限りの信号ストップ程度のブレーキングであれば上記デメリットも顕在化しないと思われるが、互換使用は自己責任で。

カーボンリム用シュー→アルミリムがダメな理由

カーボンリム用シューをアルミリムに使用する場合に生じるデメリットは以下の2点である。

1.カーボンリム用シューは単価が高額
→コスト面で不利。

価格はシマノだとおよそ1.5倍。理由は生産量と原材料費にある。
生産量の詳細は不明だが、スポーツバイク以外を含めると現在流通している自転車のリムがほとんど金属製であるため自明だろう。ただしママチャリ用シューはスポーツバイク用アルミリム用シューよりさらに低コストな材料を使用している可能性はあるが、ここでは考えないこととした。
いやいや、周りの知り合いはみんなカーボンリムだし!っていう方は、自分が自転車沼に両足を突っ込んでいるという自覚が必要です。
原材料費については、今のところ個人的な推定の域を出ないが、ゴムの主要原料であるポリマーだけの比較だとおそらく20倍程度の価格差となる。また、おそらくそのポリマーの違いからカーボン用シューは架橋工程に要する時間も長くなるためこれもコストアップの要因となることが予想される。詳細は後述する。



2.カーボンリム用シューは柔らかい
→摩耗が早く交換周期が短くなる。

アルミリム用シューはアルミリム用に最適化されたゴムコンパウンドを使用しているため、前述の通りアルミリム用シューをカーボンリムに使用するとリムの摩耗が設計より早く摩耗してしまうことになる。このことから、カーボンリム用シューはリムへの攻撃性を抑えるために開発されたアルミリム用より柔らかい配合のゴムを使っていると考えられる。このことから、逆にカーボンリム用シューをアルミリムへ使用すると、リムへの攻撃性は少ないからリムの消耗は少ないが、ブレーキシュー自体の消耗が激しくなる。これは1の価格差も相まって、ブレーキ消耗品コストは高くなる。



以上の2点に加え、さらにアルミリムに使ったブレーキシューをカーボンリムにも使うとさらにデメリットが生じる。

ブレーキングで摩耗したアルミ粉粒がブレーキシューにめり込み、これがリムの摩耗を促進してしまうのだ。
因みにこのリムの摩耗促進はブレーキシューに砂埃や小石を噛み込んだまま使っている状態でも同様に起こるため、これはブレーキシューの何向けにかかわらずチェックが必要と考える。特にウエットコンディションで走った後には要確認だ。
なおこれらの問題は短期的な安全性にはあまり関係ないので、シューが減ったら高くても替えればいいし、リムがすり減ったらホイール買い換えればいいじゃんっていう金が有り余っている方はカーボンリム用ブレーキシューを汎用的に使ってもいいかもしれない。



につづく

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2017 JBCFきらら浜クリテ

2017 JBCFきらら浜クリテ レースレポート
IMG_9266.jpg 
帰宅後の最高の瞬間 Photo by 俺

場所

山口県きらら浜特設コース(2.3km) E3…7周



目標

入賞 及び 周回賞獲得



結果

未達(周回賞獲得1回、最終順位入賞圏外)




反省点と対策

・落車巻き込まれ。これを回避するため可能な限り集団前方で展開する。
・終盤でのポジションを高める。
・地脚(FTP)の向上




レース概要

今シーズンの初戦舞洲クリテに引き続き第2戦の山口県の海沿いにある施設の駐車場を区切って行われるレース。コースレイアウトは下記。

きらら浜コース 

参照元:
http://www.jbcf.or.jp/images/2017/04/kirara_infomation2_0424.pdf




事前対策

いつも通り高強度インターバル練(20s-ON、10s-rest)に、地脚向上目的でL3単独平坦1hを追加。メニューと言うほどのものでもなく思いつきである。ここも計画的に行ったほうがいいとは思うんだけど、メンタル含む体調に左右されるのでなかなかそのようにはいかない。

それに加え、練習仲間のG君を中心とした数人で毎週火曜夜に某周回コースでの練習をした。西区間南区間は数人のパックで最後尾が先頭まで上がり10秒程度牽くという逆回りのローテーションインターバル、東区間はアタックあり逃げありで区間終わりまで各々全力で先着を目指す、北区間はレスト、という実戦的なメニューだ。逆回りのローテーションの区間はVO2Maxの時間が長く自分の弱点を克服するのに向いた練習だったと感じた。


機材

・フレーム:Bianchi Sempre
・ギア:F…Ridea PowerRing53T-Osymetric42T、R…CS5700 12-25T(10s)
・タイヤ/ホイール:F…Competition23C/F6R-TU、R…Sprinter23C/F6R-TU


しかしまぁ代わり映えのない機材。これブログに一々書かなくてもいいんじゃないかと思い出すくらいではある。そりゃ前回のチーム練で監督に「うちのチームにまだ105使ってる奴が居るとは思わなかった」とか言われるよね。でも落車がままあるレースに最高級コンポ投入しようとはあまり思わないんだよねぇ…デュラにして駆動効率が5%くらい上がるなら変えても良いかもしれんけど。
で、ホイール。平地でコーナーもあまりきつくないレイアウトとなれば、そりゃもちろんディープリムでしょ!少しくらいの横風なら大丈夫!と思ってF6Rを選択。結果オーライではあったと思うが、これが自レースの時間帯がもう少し遅かったら後悔しているところだったかも。正直きらら浜の横風なめてた。(後述)





当日

0250起床

JBCF登録レーサーの朝は早い。
前日に手土産として友人にもらったラーメンがとてもうまかったのだけど、どうやら刺激が強すぎた。胃が重たい。

IMG_9253.jpg 
なかなか売っていないらしい。よく見る辛ラーメンよりダシがしっかりしてて美味いのである。
Photo by 俺


起き抜けのコーヒーは後藤珈琲のサントスを中挽きで。あっさり苦味少なめ。

最近気付づいたが、保温タンブラーに入れたコーヒーは時間が経つと好ましくない酸味が出てくる一方で、普通のマグカップに入れたコーヒーは時間が経っても比較的そのような酸味が出にくいように感じる。
これはもしかして保温タンブラーの保温性能が裏目に出てるのかもしれない。淹れたときの液温が保持されるので時間が経っても温かいコーヒーが飲める反面、温度が高いまま長時間放置されることにより、通常の早さで冷めてしまうマグカップと比較して保持される温度が高く、酸化による風味の劣化が早いのではないか?コーヒーも淹れたものを持ち歩くなら弁当のようにある程度冷ましてから蓋をした方がいいのかも。

閑話休題、今日は朝が早いので家では飯を食わず、前日に購入しておいたパンを食べながら移動することにした。


0330出発

今回岡山から同行するvoYageのH川君にうちに来てもらい、自分のバイクとH川君のバイクを積み込み家を出発、SauceDevelopmentのK田君をピックアップのために彼の家へ向かう。彼の家へ何度か訪ねたが毎回ハードモードな道を選択してしまい車幅を気にしながら走行する羽目になってしまっていたが、ようやくノーマルモードの道を覚えたのでだいぶ楽になった。

本日は3人3台のため余裕の積載を終えた後、出発。H川君は相当眠そうだ。なんでも昨晩は彼女と<CENSORED>て2時間くらいしか寝てないとか。

そして福山SAで一旦休憩、岡山からの別口きらら浜参加組のG君号と合流。再出発し西へ向かう。

0730きらら浜到着

比較的余裕を持って到着できた。ほぼ夜中に走ったようなものだから高速道路もほとんどトラックばかりで渋滞はなかった。

天候は晴れ。風は今のところ強くないが、日が高くなるにつれ風も出てくるだろう。

0820試走

監督会議を済ませコースの試走に出た。

前日の雨で水たまりが所々ある。後半の直角コーナーのクリップにも大きめの水たまりがありこれは本戦までには流石に乾きそうにない。これはどう避けたラインにするかが戦略のポイントになるかも。他、コーナーは水たまりは無いものの、前日にできた水たまりの跡に砂が浮いてしまっているためあまり突っ込むとスリップダウンしそうなので気をつけよう。

風向きは今のところ南東の風、ホームストレートで見ると左から吹き付けている。3-4m/sというところか。これも戦略性が出て来るところだ。可能な限り風下に位置取る走りに徹することにしよう。そのまま淡々と30分ほど完熟走行をする。

1000ライセンスコントロール

試走をしたあとしばしゆるりとし、いろんな自転車仲間と話をした。昨年の同大会に大阪から自走でE1に参加した某選手は今年は車で来たようだ。ちょっと期待したんだけど残念。

そして、ライセンスコントロールが終わりゼッケンとタグをもらった。ゼッケンは前回チームメイトMさんに勧められ購入していた両面テープでジャージに貼り付けた。これだと作業性がよくてかつバタつきもなく非常によい。

その後、検車へ。自分はヘルメットやブレーキをチェックされ難なく通過。
その直後、練習仲間の一人のTrailBlazerのK竹森君の検車の番で後ろから声が聞こえてきた。

コミセール「あーゼッケンこれ何で貼り付けてるの?両面テープ?ダメダメ!剥がれちゃうからこれ!安全ピンで留めてきて!」
???
俺も同じ方法でゼッケン留めて、何事もなくOKだったんだけど??JCFのレギュレーションにゼッケンの固定方法なんてなかったはずだけど?なにか納得がいかないが仕方ない。
俺はすんなり通過したのでそのままでいいとは思ったんだけど、レース開始直前とかにいちゃもん付けられたら面倒なので、ゼッケンは両面テープで留めたまま四隅に申し訳程度に安全ピンを付けた。これで文句は言われないだろう。


そしてここで新たな情報が。3周毎に設定されたという周回賞について、レース全7周のうち3,6周完了に設定されると思っていたが違った。1,4周完了とのこと。これは多少戦略が変わる。1周目完了時で周回賞がもらえるということはスタートダッシュの勢い(?)で3周目の周回賞より獲れる見込みが高い。ということで、入賞に加えて1周目の周回賞も狙うことにした。

1100本戦 E3-2

検車後並びつけたのは2列目。最初の1コーナークリアまでローリングスタートとはいえ並びの位置取りも大事だ。しかしあまり考えずに並んだため、2列目の風上側に来てしまった。これはコースインの時にさり気なく逆サイドの風下に変えたい。


E3の1組目がスタート。H川君を含む何人かが参戦しているので並びから応援。H川君は比較的前の方で展開、途中逃げをかけてみるものの決まらず。H川君含む知り合いは着には絡めなかったようだ。

さて今度は自分の番。コースインをコミセールより促されさり気なく風下へ…だがそううまくはいかず、3列目のちょうど中ほどに位置取ってしまった。

この位置で号砲が鳴りレーススタート。バイクの先導で走るが2列目中ほどだと流石に身動きが取りにくい。そのまま1コーナーをクリアし、リアルスタート。

1周目の周回賞を狙うため集団前方をキープするが、他の面々も周回賞狙いが居るのかなかなかペースが早い。

IMG_9274.jpg 
6コーナーを2番手で立ち上がる(Photo by ぷにぽんさん)

しかしながらすぐに飛び出すような選手はいないようなので5番手以内くらいで様子見。後半若干飛び出す選手が居たのですかさずチェック。そのまま最終コーナーへ突入。クリア後にスプリントを掛けた選手を捉え、スタートゴールまで100m程度のところで差し1位で通過、周回賞ゲット!パワー的にも900W少々と多少余裕を残して目標の一つを達成した。

IMG_9297.jpg 
とは言いながら結構消耗して下を向いてる周回賞スプリント直後(Photo by ko-he-さん)

特にこのまま逃げる意思はなかったので、息を整えながら後続を待ち、合流。
約1分程度か?2コーナー手前くらいまで200W弱位である程度の速度を維持しながらであったが案外すぐには追いついてこないものだなと思った。

しかし走っていて思ったんだが、同じクリテでも舞洲と違いコーナリング時の人口密度が低く、危険度はまだましな印象。コーナーであまりスピードが落ちないから、皆が競って一気にはコーナーに入らないからなのかもしれない。

その後は6周目あたりまでは時々飛び出していく選手も居たものの、複数名居て決定的になりそうにはないかなということで放置。周回賞2回めとなる4周目は集団後方に居たので完全スルー。このあたりまでは集団内中盤から後ろで切れない程度を維持。

IMG_9288.jpg 
口閉じてるのでこの時はまだ恐らく余裕があったように見える。(Photo by まっつーさん)

この間で、練習仲間のTRBのK竹森君が実は落車していたとのこと。全く気づかなかった…

6周目から7周目で松山聖陵の選手が飛び出す。が、ゴールまで持ちそうな感じではなかったので、こちらは位置を前方に上げながらも集団内で走行。最終周に突入していよいよペースを上げていく。
しかし少し遅かったか?10番手くらいから集団内での位置をあげようとしてもなかなか上がれず焦る。

IMG_9301.jpg 
最終周、集団後方から風下から上がろうとするもペース速くきつそう(Photo by ko-he-さん)

そして5コーナーに突入したところで自分のすぐイン側を走行していた選手が地面にペダルヒットしもんどり打って落車!自分の左足にその選手か自転車がヒットしバランスを崩すも、どうにか体勢を立て直した。

自身の落車は免れたが、その時に決定的に先頭集団から離れてしまった…
以降ゴールラインまでは1km弱、15mほど離れてしまった。

最終コーナーを抜けて一人スプリント、ギリギリ集団から切れたゴールとなった。

そして後ほど周回賞の賞品を頂く。舞洲は現金1000円だったが今回はこれ。

IMG_9257.jpg 

Kapelmuurのバッグだ。おしゃれかつ軽量な肩掛けタイプのバッグで、サコッシュよりしっかりしていてなおかつ薄手なので折りたたんでジャージのバックポケットにも入るという一品。
同じものが岡山のスポーツバイク専門店チクリピオニエーレに格安で取り扱っていると思うので、欲しい方は是非! (17/5/24り切れました)



1130~ E2, F, E1レース観戦

自分のレースが終わってからは気楽なもんである。パンを食いながら練習仲間のレースを観戦。自分のレースが終わって以降は風向きが打って変わって北西の風、ホームストレートで周回方向向かって左向きの風に変わった。風の強さは強くなる一方。8m/sくらいはありそうだ。「これよ、これがきらら浜の風だよ」と誰かが言ってた。いやーしんどそうだなぁ(他人事)。E2, E1ともに結構序盤から逃げが出ていたが、メイン集団は協調の気配があまりない。ホームストレートはエシュロン状どころか一列棒状である。E2は灘崎クリテでロングな逃げ勝ちを見せてくれたKさんが再び逃げていたが、最後はつかまって入賞を逃していた。E1は中盤にできたティランのS選手含む5人くらいの逃げがメイン集団を圧倒的に引き離し、最終周でそこからさらにS選手が逃げ、独走勝利を飾っていた。ああいう勝ち方は本当に憧れる。(憧れるだけ)



1440帰路

ゴールデンウィークで上り方面のためUターンラッシュ渋滞の心配があったが、流石に最終日の夕方となればそれは杞憂だったようで、混雑はほぼなかった。しかし帰りともなれば疲れもあったので、2回ほど休憩。1回目は下松SA、2回目は福山SA。この2回の休憩、大阪から来たSauceDevelopmentやNextreamのメンバーとまるで示し合わせたかのように合流。疲れてきたな…と思う場所は同じなようだ。

IMG_9264.jpg 
ここで晩飯(?)。フルサイズの皿うどんを食ったがかなり量が多かった…



振返り
W' balの動きを見る限りでは+5前後のかなり限界まで振り絞っているが、昨年の奈良クリテやしゅうなんクリテ、先日の灘崎A決勝のように心肺の限界を切実に感じる程ではなかったので、ここ数ヶ月で自分自身の体力/スキルアップがあったのかもしれない。

しかしやはり終盤の位置取りに関して甘く考えすぎなところがあると思う。もう少し早めに位置を上げておかないと着に絡めないし、今回のように不要なトラブルに巻き込まれてしまう。


今後の方針

・レース経験を積む。
・コーナーのキツめのコースでの練習
・地脚(FTP)の向上


走行ログ

時間 23:46
距離 16.2km
周回数  7周
速度平均 41.0km/h
速度最大 52.6km/h
心拍数平均 187bpm
心拍数最大 199bpm
出力平均 237W
出力最大 923W
NP 254W
IF 1.112


名称未設定2 



次回予告
中山カートコースクリテ
JBCFは? 秋の舞洲までおあずけかな…




おわり



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